買いつくまで下がらない
画期的な米国のシェールガス革命
有為 御無沙汰してます。お許し下さい。
昨年のバレンタインデーに日銀総裁が
インフレ1%を打ち出し、20年デフレにピリオド。
円高株安から円安株高に転換し
年度末まで12週連続陽線。
ところが、年度替わりに
本気でないことがわかり反落。
半年棒に振り、昨年11月半ばまで
お手上げの状態。その後様変わりです。
奥山 昨年2月に風が吹いたのは確かで
初動と受け止めた。
前首相が解散に言及した11月14日から本格化。
今日まで続いている。
世論調査で
アベノミクスの支持率が高いのは
円安株高のおかげ。
月例経済報告によると4ヵ月連続上方修正。
実際に円安と株高の効果が出始めた。
大震災後に円ドル75円。
20、40、60年レベルでも限界に達し
円安に振れた。
タイムリーに現れたのが安倍政権。
発言だけで何もしないのに景気が持ち直した。
有為 昨年8、9月全国に優良顧客を持ち
立派な家に住んでいる以前の取引先が
自宅を売りに出しました。
消費税引き上げが決まり、
日本が尖閣領有を宣言。
中国が激怒し
日本企業を焼き打ちした当時ドン底。
すんでのところで売らずに済んだ
と聞きました。
奥山 バブル崩壊から23年。
余りに長い大調整に命を削られる思い。
間に合ってよかった。
国内はどこも大なり小なり
似たような状態にあった。
円安株高のほか
米国のシェールガス革命も画期的。
2、3割どころか
7、8割エネルギーコストが下がり、
米国の貿易収支が急速に改善。
日本もシェールガス・オイルを輸入し、
米国のインフレ政策に乗れば
再び世界2強といわれる可能性もあります。
■■■■(****)と■■■■■■■■(****)が
動き出した模様。
米国がモンロー主義にとどまることも考えられる。
有為 日本に円高、
米国にもドル安の理由が
なくなるわけですね。
してみると、直近ピークを更新したNYダウ、
急ピッチで水準訂正に入った日経平均を
説明できますね。
外資にはGDP比率や国際商品との関係、
相対的な出遅れ修正も魅力に映るようです。
奥山 しかし、昨年11月まで
20年以上デフレだろ。
円安になっても円高の揺り戻し。
軽々しく基調転換に乗れないよ。
これまで散々痛い目にあっているだけに
戻り売り。
買っても持っていられないのが本音。
普通預金の残高が膨らんでいる。
昨年11月、年明けに買い損ない、
節分天井、彼岸天井も見送ったまま。
バブルを経験した年配、若い人が
買いつくまで下がらないよ。
まだ解散価値を
下回っているものが一杯あるし、
日経平均が輸出産業に偏っているため、
円高修正が進むと
実体経済以下の内需産業も
水準訂正が見込まれる。
有為 25日の日経平均1万2546円。
3分の1戻し1万7600円、
半値戻しで2万3000円。
世界最大の債権国で
今後貿易収支の改善が見込まれ、
これまで徹底的に株を嫌った反動が
やってきます。
大震災直後、■■■■(****)と■■■■(****)を
紹介し現在500円台。
まだ初動ですから上値が大きいと思います。
奥山 昨年11月から円安株高となり
来期4、5割増益がざら。
循環物色に違いないが
初動の大きいものに時代の変化がうかがえる。
自動車でいうと
従来■■■(****)、■■■(****)が
リードしていたものが
■■■(****)、■■■■(****)にシフト。
■■(****)、■■■■(****)も昔と違う。
■■(****)が3000円から5000円まで
すんなり上げたのも初動。
水準訂正のみならず、
イノベーションも背景にある。