弱気の山行き過ぎ
手書きのチャートがモノをいう
有為 暫くです。間があきました。
月末か来月初リニューアル。
これを機会に声を掛けます。
講釈抜きお話し下さい。
奥山 旧態依然。
手書きのチャートでモノをいうが、
それでもいいか。
有為 結構です。有為転変。
禁じ手が続出し何でもありのご時世。
むしろ、山中問答の方が味が出ます。
奥山 弱気の山。
行き過ぎだけに強気でよい。
かねてＮＹダウ2万ドル、
日経平均2万円といってきた。
通過点に過ぎない。
ものにもよるが割安な銘柄が多く、
1月下旬シャープ(6753)を仕込み
反転した。
以前ソニー(6758)の無配転落が伝えられ、
当時安値を仕込んだのと同じ。
2月に3000円台を回復し倍増した。
今年になって1000万円以上儲けた話
を何人か聞いた。
有為 総論で日経平均にこだわり、
デイトレ・日計りに
明け暮れている向き
と別の世界。
一流の銘柄を
半値以下で手に入れるところが
醍醐味ですね。
奥山 安倍政権がアベノミクスを唱え、
日経平均が8000円から1万6000円まで
戻した1年で息切れ。
昨年から反応がない。
野村ＨＤ(8604)が逆三尊で底入れし
先が楽しみ。
950～1000円が視野に入った。
有為 もったいない。
ほかにいかがですか。
奥山 これまで何度も手を返した
新日鉄住金(5401)が700円レベルまで
上がる。
君の好きな神戸鋼(5406)も連動する仕組み。
日経平均が2万円になっても、
先物や裁定の鞘取りによるもの。
日本を背負って立つ銘柄を底値買い。
半年、1年後のリバウンドだけで
5割や倍がザラ。
長くやっていられるわけだ。
有為 私はもち合い放れが好きで
現実と理想の乖離が壁になりますが、
奥山さんは底値買いの達人。
以前空売りの買い戻しで
大変な思いをされたことを覚えています。
奥山 身をもって
空売りの恐さを経験し開眼した。
現物、底値買いを前提に
中期張りが賢明。
時代がかった銘柄だが、
平和不動産(8803)のマグマが上がってきた。
東京五輪やリニア関連といえなくもない。
有為 新鮮な印象ですね。
いつだったか大京(8840)
と聞いてピンときました。
似たような感触です。
私はど真ん中で
日立(6501）と重工(7011)を
見守っています。
奥山 資源関連で
国際帝石(1605)とコスモ石油(5007)の場合、
いまだ割高。
後者で150円割れが定石。
待っていると向こうからお辞儀する。
有為 同感覚で千代田化工(6366)を
マークしています。
原油先物の戻り一巡から
新たな動きが予想されます。
奥山 電機で
アンリツ(6754)とパイオニア(6773)の
動きがよくなった。
何ごとによらず、
個別に見ること。
一緒くたにすると間違う。
敢えていうと、
昨年10月バズーカⅡで持ち上げた相場。
4月まで大丈夫。
だからといって、
5月から駄目になるわけではない。
有為 わかりました。
1990年から22年調整し、
2012年11月に反転した相場。
まだ2年有余に過ぎず
今後本格化。
強気の山になれば引きましょう。
