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新刊・書評

新刊紹介   3月14日 (2012.03.13)

 

世界の富の99%は

 

ハプスブルグ家と

 

英国王室が握っている

 

 

真田幸光著       宝島社新書 本体800円+税

 

 

 

日本及び日本人のために

 

胸を張って生きるきっかけ

 

 

日本が生き残るには、世界の本当の支配構造を知らねばならない。ロスチャイルドもロックフェラーも、王家たちの執事でしかなかった。いまだ王家は全財閥の上に君臨している。覇権国アメリカの隠されたシステム。日本人が生きるためにすべきことなど旧松代藩主・真田幸村の子孫幸光氏(55)が大胆に解説。最小の効果を挙げるため、最大の努力を惜しまぬ人間たれという。世界が英国王室、ハプスブルグ家末裔、ロックフェラー・ロスチャイルド執事であれ、誰がコントロールや管理しようが関係ない。日本及び日本人は世界に必要なものとサービスを提供していく国、国民となる。第1~3次産業を含め、ものづくり大国になることを目指して国家を運営せよと提言。ドル崩壊1ドル50円の後、150円になる可能性にも触れている。たとえ事実であれ「決して言葉にしてならないことについて触れた部分があったかもしれない」ところがミソ。日本人が世界に目を開き、日本人として自信を持ち、胸を張って生きていくためのきっかけになればという。第1~5章構成。巨大な力、ハプスブルグ家と英国王室、アメリカ覇権の隠されたシステム、中国が覇権をとれない理由、ものづくり大国が世界支配を打破すると結ぶ。旧東京銀行勤務が決め手になった。