ジェット機でばら撒く円 2013年04月10日 (2013.04.10)
バーナンキ議長は「ヘリコプター・ベン」と呼ばれた。
黒田総裁は「ジェット・黒田か」。
ゴルファーみたいだ。
ドル円相場があれよあれよと100円へ。
たった数ヶ月前の相場が70円台、たった3日前の相場が92円台である。
一旦、相場が暴走すると、
ファンメンタルズも、テクニカルズも関係ない。
行き着くところまで、行くしかない。
もう、理論無視の暴走圏に突入している。
こういった状況下において、
経済や相場の理論等は全く通じない。
学者諸氏や、経済評論家、金融アナリストが何を言おうが、
物の道理で説明が出来る次元ではないということ。
日銀総裁の黒田さんが“異次元緩和”と銘打ち、
市場に円をヘリコプターならぬ、ジェット機でばら撒くのだから、
世界中に円が溢れる。
そんな円を誰が買おうというのか。
そのうちに、今度は円買い介入という手段を講じなければ、
国債も暴落して手が付けられな状態になるだろう。
そんな状況下、NYの金は、だんまりを決め込んでいる。
一方東京の金は、別次元の相場になって、未踏峰に挑戦。
ゴムも、白金も、ガソリンも、
リーマンショック前の高値に挑戦していこう。
円安だけで、上がるよ上がる国内商品。
そのうちに、物価の高騰が心配され、
輸入の採算は、合わなくなってくるだろう。
デフレの勝ち組が今度は負け組みになる。
安売り合戦で勝利してきた、
海外製品輸入組は採算が合わなくなろう。
そういった会社の、株が売られるのは必定。
猫も杓子も、安くすれば売れた時代は終わろう。