証券ビュー

森羅万象

流れに逆らうなかれ      2013年03月22日 (2013.03.22)

花の雲 鐘は上野か浅草か、と芭蕉も詠みました。

サイタ、サイタ、サクラガサイタ。買いの花も。

ふつふつと彼岸櫻の莟哉 子規

春爛漫といった所だろうか。

待てば海路のなんとやら、と申しますが。

人間、心のゆとりの有無が大切ということ。

のたりのたりかな。

日経平均も、ドル円相場も、

昨年11月から本格上昇を開始して四ヶ月以上経過した。

小回り三ヵ月を超え、

目立った下落は到来しておらず、売り方は、声無しの敗勢。

戦況は「もうはまだなり、まだはもうなり」。

しかし、これほど、いい加減な相場格言もないと、しみじみ思う時がある。

相場が騰がれば、「まだだ」と言い、

下がれば、「もう」と言える。

どちらにでも取れる相場格言ではある。

それはさておき、

この株価とドル円は「もう」か、「まだ」か。

それは、時間が解決してくれようと割り切るしかない。

当方は買い方陣営。水に落ちた犬は打て。

売り方、踏んで踏んで、

刀折れ、矢尽き、玉砕するまで叩く。

国内商品、金、白金、ガソリンは

2月調整幅の倍返しを目指す。

遅れてきたゴム相場。

二月、50円幅下落、三月ダメ押しで、買い方総懺悔。

満目荒涼も、鳴いてくれるな草の虫。

ここまで追証に耐えてきた買い方、

一縷の望み、為替の援護射撃で捲土重来を計る。

お上は、景気を浮揚させようとしている。

逆らっては、勝てない。

円安、景気回復、物価高。これからの潮流になろう。