尋常ならざる日々 2013年03月19日 (2013.03.19)
菜の花や月は東に西に(蕪村)。
最後にもう一度、悩める惑星、水星が市場を混乱に陥れた。
蒲公英や激浪寄せて防波堤 秋桜子。
ちっとは暖かくなったものだなぁ、と和む事もままならぬ。
外は、大風である。
女学生のスカートがめくれると、にやける事もままならぬ。
我が身が吹き飛ばされそう。
春一番はもう過ぎた。今は何番目なのだろう。
まだ、花粉症でないだけマシか。
さて、今回の水星逆行は尋常ではない。
この逆行が始まったのは二月二十三日。
翌営業日の二十五日に
しかし、その日のうちに、
このマドを埋め、高値から4円近く下落。
日本時間三月十八日に、水星逆行は終了。
その日のドル円相場、
今度は逆にマドを大きく開けて下げた。
国内商品も急落。
こうなると、もう相場は判らん。勝手にしろと言いたい。
これでは、相場記者失格と言われるが、
判らんものは判らん。
為替に振り回される商品市場だが、
泣く子と水星逆行には勝てん。
為替も、商品も、株も、その方向性は
きのうの勤王、あしたは佐幕、その日その日の出来心。
どうせおいらは裏切り者よ、野暮な大小落し差し(西条八十作詞・侍日本)。
相場は判らん。判らんでも生きていける。
相場を見つけようとか、相場を当てようなどと、
つまらん事は考えない。思わない。
相場は判らん
「時」が過ぎたら必ず、判る「時」が来る。
世の中なんて、そんなもの。