証券ビュー

森羅万象

朧月夜 2013年03月06日 (2013.03.06)

菜の花畠に入日薄れ、見わたす山の端霞ふかし。

春風そよ吹く空を見つつ、まどろむのも悪くない。

冴え返り冴え返りつつ春なかば 泊雲。

朝の五時六時ごろはまだ、寒さが肌を刺す。

ただ、八時ごろともなると、お日様が優しく頬を撫でてくれる。

暑さ寒さも彼岸まで。あと十日くらいか。

さて相場の動きが次第に鈍くなってきた。

あまりにも、はしゃぎすぎたので、少し疲れたのだろう。

ここからは春の宵。朧道中に入る。

朝の通勤電車で、座っている人は、大概が眠っている。

「春暁」は眠いのかも。相場も、気だるくなろう。

今は、相場に張り付いて、上がった、下がったと日々騒ぐより、

縁側で日向ぼっこでもして、ゆるりと時間が過ぎるのを待つのが良い。

先週のドル円相場の週足チャートは、

下影の長い陰線。別名、カラカサと呼ばれる。

上昇トレンドの中で出現すると、目先の天井を示す代表的な線。

今週92円を割って引けてくれば、要注意。

逆に、先週の高値を取ってくれば、

これはまた強烈な切り替えし。中段の押し目に変わる。

今の時期、チャートの顔もコロコロ変わるので、なんともいえない。

東京金も、NY金がどちらに転ぶかで判らん相場。

この2週間の保合いを下放れると、怖い下げになる。

東京金はここまで円安支援で上げてきただけに、

支援がなくなれば、アッと言う下げが来る。

朧月夜では、なにもかも、ぼんやりとしか見えないもの。

判らん時は、じっとしておくにかぎる。

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