証券ビュー

森羅万象

強いものは強い 2013年02月15日 (2013.02.15)

相場は上がるために下げ、下げるために上がる。

大切なのは、大きな流れ。木を見ず、森を見よ。

春立つや雪嶺はまだ夢の白 章

暖かくなったと思うと、また急に寒くなる。

この寒さは、饂飩や、蕎麦を茹でるときの差し水のようなものか。

通称、ビックリ水。煮え湯の中で、かき回すだけでは麺がだらける。

今の相場も、ビックリ水が入る所か。

ドル円相場が、九十四円前後で停滞気味だ。何に慄くドル円相場。

あまりの円安のスピードに諸外国から何か言われるのだろうと

ビクついているのだろうか。

円高のときは何も言わず、少しばかり円安になれば、

自国通貨安を誘導していると大批判。

特に欧州がうるさい。

日本の輸出攻勢を恐れるあまり、

為替でハンディーをつけなければ、諸外国の技術は日本には勝てない。

ついにオリンピックの伝統あるレスリングも競技から外すという。

それもこれも、日本が強すぎるからである。

欧米の、何かと文句をつけて相手を不利にさせようという気質は、

幕末のペリー来航以来変わっていない。

何もかも、政治力で抑えることが出来ると思っているのだろうか。

上を向きだしたドル円相場は、簡単には下に向かない。

ドル円相場は、怯んでいるところを買っていけば良い。

円安材料は後からついてこよう。

保合い上放れは、さくら咲く頃には100円台。

ゴム、白金も年初来高値更新は見えている。

年末には二〇〇八年の高値に迫ろうか。強いものは強い。

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