春の猫は浮かれてる 2013年02月08日 (2013.02.08)
春の猫、猫の恋、浮かれ猫。全てこの時期の季語。
猫の房事は、寒中から早春が真っ盛りなのだそう。
恋猫の眼ばかりに痩せにけり 漱石。
寒暖の差が激しい。
大雪にならず、まずはよかったが、今度はまた暖かくなるという。
三寒四温。徐々に暖かくなると猫も杓子もザワザワし始める。
啓蟄には早いが、株式も上がって、
最近は死んだ振りしてじーっとしていた投資家がザワザワと蠢き始めたようだ。
何年も塩漬けにしていた株に、やっと利が乗りましたと。
良いことである。
お金が動き始め、物を買う人たちが増えてくれば、日本も活気が出てくるだろう。
相場世界では、高くなればなるほど、強気が増える。
高きを買って、安きを売る。
相場道理に反していると、皆思うだろう。実はこれが道理である。
デフレの時は、安く買って、儲けを少なくして、安く売らざるをえなかった。
インフレの時は、高く買って、儲けを大きくしても売れる。
安倍バブルが来ると週刊誌が騒ぎ始めた。だが、まだまだ先のことである。
これから、物はもっと上がる。
土地も上がる、マンションも上がる。
最近の都心では、マンションが建つ前から「完売御礼」の札がかかっているのだそうだ。
デフレ二十年の反動がやってくる。
今度は、金でも買って、塩漬けにしておれば良い。そのうち6000円、7000円となる。
良い塩梅の酒の肴にでもなるのではないか。
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