証券ビュー

森羅万象

春が来た 2013年02月04日 (2013.02.04)

暦の上ではもう春だ。といわれても、寒いものは寒い。

身体も、お財布の中も、いまだ寒い。

立春といふ名ばかりの都心かな 廣太郎

春だ、といわれても所詮は暦の上の話。

とはいえ、日に日に、少しずつ、お日様の出ている時間が長くなっているのが判る。

寒さもゆっくりと和らぎ始めている。ゆっくり春らしくなるのだろう。

売り方の春は、まだ遠い。売っては踏み、売っては踏みの玄人筋。

どうも玄人筋は経験則が染み付いている。

相場が高くなると、売りたがる。

高いか安いかは、安値覚えや、高値覚えの値頃感から来る。

今の商品相場も、安値から四割、五割も上がると、もう上げすぎだという経験則が働く。

日足を見ると、これはもう高所恐怖症。

しかし月足を見ると、まだ始まったばかりだ。

日本は、デフレ体質が身に染み付いて、値段が下がることが当たり前になった。

戦争を知らない子供達という唄が四十年前にはやったが、その世代はもう五十過ぎ。今は、値段
が上がることを知らない大人たち―か。

さて、ゴム相場、昨年八月底から二段上げを終え、現在保合い状態。

相場の上昇波動は三段上げが基本

この保合い上放れは、あれよあれよと五十円幅を上げよう。

白金も月足で見れば、まだ二段上げの途中であろうか。

ガソリンも、日経平均もまた然り。

少なくとも、今の国内商品相場は、時間で見る相場である。

値段を見ないことだ。夏までは上がろうか。

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