相場は割り切れない 2013年02月01日 (2013.02.01)
節分天井、節分底というけれど、今年の節分は、日曜日。節目となるか、否か。よく判らん。
波を追ふ波いそがしき二月かな 万太郎。
さて、二月である。睦月は行き、如月は逃げ、弥生は去るという。
如月に、鬼は豆から逃げ、相場の負け組は追証に逃げ、勝ち組は税務署からの逃走を謀る。
鬼のことは判らぬが、相場のことはわかります。
およしなさい、逃げ切れません。
櫓櫂の及ぶ限り、追われます。
相場格言に「二九の十六」というものが。相場は、ソロバンでは割り切れないことを指す。
割り切れないときは、利食いするなり、損切りするなり、
エイヤッとやってしまった方が良い。
税金も納める。サッパリがスッキリする。
とはいえ、スッキリ出来ぬから、
捨てきれない 荷物のおもさ まへ うしろ (山頭火)―となる。
今の相場は、何でもかんでも高い。
素人は、高ければ買いたくなる。玄人は、高ければ売りたくなる。
玄人は、見切り千両ができる。
売りは踏み上がり、相場はまた上がる。
上昇相場の、典型的なパターンといえる。
どうやら、ゴムは下がりそうも無い。
今の保合いは、上放れが見えている。
そうなれば、一気に五十円幅を上げよう。
白金も、5,000円を超えてくれば、一気に6,000円になろう。
金も、白金も、ゴムも、商品はみんな高くなって、円安万歳。
ただ、過ぎたるは尚及ばざるが如し。
そのうち、今度は円安が悪いと非難の声がでるようになる。
大衆は勝手なもの。玄人は、そこを次の相場の端境期とみる。
https://www.toushinippou.co.jp/products/detail.php?product_id=29