さざんかの宿 2012年12月18日 (2012.12.18)
くもりガラスを手で拭いて あなた明日が見えますか(吉岡治)
見えぬから、この文章を書いている。
富む家にとりかこまれて住めり冬 翔。
寒さには耐えられず、
ポケットに懐炉、背中にも懐炉をつけて出かける。
電車の車窓から生駒山を見る。
もう色づきも終わり、冬支度も終わった。
事務所のあるビルの道路を挟んだ向こう側のお寺にある墓も、
寒い中黙って立っている。
その裏にある公園の木々も葉を全て落として、
寒々しい姿である。
冬であるのだから仕方がない。
家から出かけたところに、
垣根いっぱいに山茶花(さざんか)が咲いていたように思う。
こんな寒い日でも咲いている花を見ると、少しは励まされる。
花は綺麗なのだが、
山茶花の一枚ずつ散っていく姿はあまり美しくない。
その点、椿の花ごと散る姿は美事である。
さて、相場は安倍政権誕生で上に吹っ飛んだ。
しかし、自民党の議席数はやりすぎ。
前回の民主党もやりすぎた。
相場と同じ、上げすぎは必ず反動がくる。
いわば、大衆人気のようなもので、
相場格言では「大衆は必ず間違える」。
結局、その反動は大衆にもかえってくる。
損するのは常に大衆という、世の中お決まりのコースを
歩んでいる気がする。
上げすぎた相場の修正は早い。
次の参議院選挙でドンデン返しが来ないよう、自民党は
よくよく気を引き締めて行かなければならない。
https://www.toushinippou.co.jp/products/detail.php?product_id=27