嫌われたら仕舞 2013年01月07日 (2013.01.07)
嫌われると、おしっこの入ったお茶を飲まされるともある。
軍隊ではフケ飯である。
ともかくあなたまかせの年の暮 一茶。
あなたまかせというが、
まかせる人がいなければ、自分でやるしかありません。
自分でやるのがめんどうだから、人様にたのむ。
ものをたのめばそれなりの御礼が必要。
人使いが荒いといわれるのは、
要するに御礼をしないからだ。
軍隊などで、星一ツ多いからといって、部下を手荒く扱うと、
散兵戦で、うしろから弾が飛んでくる。
会社などで、部下に偉そうにばかりする上司のお茶に
〝おしっこ〟を入れておいたという話もある。知らぬが仏。
おしっこを入れたお茶を飲まされた上司は、
身から出た錆である。
第一線で、うしろから弾が飛んでくるよりは良い。
人には嫌われないように。要するに偉そうにするからである。
偉そうにして、なんの得があるのか。性格でもあろう。
おしっこの入ったお茶を飲まされた人をみて、
女子事務員はせいせいしただろう。
感情なんてそんなものである。
せいせいするとは〝ざまあ見ろ〟である。優越感である。
この世の中の仕組みの根本は、こんな処にある。
軍隊では、「フケ飯食わす」。下痢するからすぐ判る。
われわれ子供の兵隊時代は、
嫌われた上役の毛布の中に、蚤を集めて入れた。
「君たち、よくこんな所で寝られるなぁ」とあきれていた。
「なれてますから」と、すずしい顔である。
子供の兵隊といっても、
十五才で正規の陸軍二等兵である。
三八式騎兵銃を持たされた。