証券ビュー

森羅万象

なんとなくの動き 06月04日 (2013.06.04)

上がれば下がる、下がれば上がる。

下げがなくば上がらず、

上げがなくば下がらず。そう思えば楽だ。

今年の夏も暑いらしい。夏は暑くないと困る。

暑い夏を耐えてこそ、秋冷の秋の味覚が楽しめる。

とはいえ、今や秋刀魚は晩夏の魚である。

秋になるころ、脂の乗り具合は、もう峠を過ぎている。

季節を感じさせてくれるのは鮎くらいのものか。

さて、相場はというと、なんとなくの動き。

為替相場は、

100円を割ろうかな、割るまいかなと思案中。

割れば、ドスーンと下げて、90円台半ばまであろうか。

そこは、今期絶好の買い場になるとみる。

世の中のサイクルからいけば、

最初に米ドル不安がきて、その後に、ユーロ不安がきた。

となれば、次には、円不安が来てもおかしくはないだろう。

お金持ちは、

二〇〇六年の時のように、円資産を外貨資産に移す。

当時、円は信用できないと、

ゴールドをたくさん買ったお金持ちの投資家もいたという。

田中貴金属謹製、ご存知「金の千両箱」である。

サイクルでは、円安の周期に入っており、

これから3年間は、

外債やら、ゴールドにお金持ちの資産が移行する。

今は、そういった流れにある。

ドル円は、一段上げが終わったところ。

二段上げのころには円不安が話題となろう。

円安ロケットの、第二ロケットに火がついたあと、

東京金は6000円を付けていよう。

金がそんな値段になる前に、

田中さんはまた千両箱を大々的に売り出すかも知れない。

十㌔であれば、五千万円くらいになろうか。