証券ビュー

森羅万象

ヘトヘト相場のその先 06月03日 (2013.06.03)

為替市場、ドル円相場は、どっちつかずの展開。

市場参加者はそのうち、いや、もうヘトヘトだろう。

ドル円は、一晩で一円の上下動。

買い方も、売り方も、損切りを設定していると、

損だけが入ってしまう。

かといって、損切りせねば、

そのうち相場が逆方向に大きく走り、

大損という事態になる。

相場は、大方の市場人気の、逆に行くものだ。

相場界で生き残るには、

一に損切り、二に損切り。

三、四がなくて五に損切り。

「追証入れるな、玉は切れ」などとは先刻承知。

なのに、判っちゃいるのに、何故出来ぬ。

詮無い千鳥のやるせなさ、見えぬ鏡にいたわしや、

曇る今宵の金屏風、誰の咎やら罪じゃやら。

さてNY金は1400㌦超え。

底割れ恐怖が軽減されたが、まだまだ予断の許さぬ相場。

試し玉は、捨石覚悟も

底割れ損切り恐怖に怯えつつ

ドッコイ生きてる。

次なる試練は乗せの恐怖

相場とは恐怖との戦いでもあるが、

試し玉がうまく上昇の波に乗って

安値玉としての種玉になればしめたもの。

精神安定剤ともなる。

次の乗せ段階では余裕も生まれよう。

ただ、乗せた瞬間に急落、というのもある。

トレンドがまだ発生していない段階では、

〝乗せ玉の損切〟は早くすべしが一つの格言

乗せの極意は、

トレンドが発生するか否かの瀬戸際で行うものである。

乗せの失敗は、

相場の加速ではなく、失速を意味する

思惑は常に外れるとの覚悟も必要。

NY金1400㌦超えで、東京金は、試し玉から乗せ玉へ。

この玉は、4400円割れに損切りを置く。