証券ビュー

森羅万象

全ては運と度胸で決まる 05月22日 (2013.05.22)

今の金相場に、材料などない。

糸の切れた凧のように、

風の赴くまま、流されるままの相場である。

暴論を言えば、ドルの高安、債務問題の不安など関係ない。

相場の行き着くところは時間である。

時間が来れば、材料は後からついて来る。

底を打ったか否かなど、判るはずがない。

天井をつけたかなど、断定できるものでなし。

相場に必要なものは信念。

買いか売りかの二者択一。

判らねばやらぬだけ。それは自由だ。

相場に絶対などない。

ただただ確率と、それに基づく心理の変化。

買い方も、売り方も、

反対に動けば、怖くなって逃げてしまう。

或いは少し利が乗ったらさっさと手仕舞いする。

得てして材料がつかない故に、

ポジションに自信が持てなくなる。

今は、そんな時間帯。

自信なき信念というものがある。

何故かは判らないが、ここは買いだ、あるいは売りだと―。

運良く、利が乗ってくれば、自信がつく。

これに材料がつくと、

あとは、大勝負に行くだけの度胸を持てるか否か。

ここで、大金を手にするか否かが決まってくる。

結局、全ては、運と度胸に委ねられよう。

さても、金相場。NYのダブルボトムは非常に美しい。

故に簡単だ。下抜くまでは買い勝負。

買ってみて、もしこの二番底を割れたら、

そのときはスパッと、買い玉を切れば良いだけの話。

ただそれだけの話で、迷うこともなかろう。

リーマンショック後の安値から、

天井と言われた2011年九月の高値までの半値押しを、

この五月に完了した。

どうやら、星回りでも、

天王星と冥王星が見守ってくれるらしい。