証券ビュー

森羅万象

風は吹いている 2013年05月14日 (2013.05.14)

風薫る五月。風は色々な香りを届けてくれます。

食欲がなくても、鶴橋からの風はそそるものです。

風薫る羽織は襟もつくろはず  芭蕉。

ドル円相場は、先週100円を超え続伸。

ただしこの後、もう一度100円に引き寄せられるように、

相場は下げを入れる場面である。

さて、それが押し目となるのか。

98円台に入ってこようものなら、相場は崩れよう。

薫風が、どんな香りを市場に届けるのか。まだ判らない。

ニュースでは、円安への批判も燻っているのだそうだ。

米国も、自動車業界が政界に圧力をかけているのだとか。
相場は材料で100%動くものではない

古来から、相場読むより日柄読めという

往々にして、相場が大きく反応するのは日柄と材料が重なった時。

日柄が来ていない時には、

幾ら材料で騒がれても、トレンドは崩れないものである。

ドル円の日柄も、昨年九月から上げ続け、八カ月経過している。

二月、三月、四月と、相場はジグザグに上下動して、

四円幅の落とし込みをやっている。

見方によれば、この落とし込みが調整といえなくもない。

100円を持ちこたえて、また上げ始めると、

もう、ブレーキが効かないとみる。

110円まで突っ走る相場になろうが、

あとは相場に聞くしか判らん。

国内商品は、東京ゴムが底入れてして、

最初の関門が300円。

調整して、次に上抜けば年初来高値に向おう。

白金の5000円も春の抵抗帯。

4750以上を維持しておれば、突破は時間の問題。

後の流れは、東京ゴムと同じである。