証券ビュー

森羅万象

盆は暗いか明るいか 2013年05月08日 (2013.05.08)

中途半端な連休が終わって、リズムが戻り、

普段の生活に戻れそう、と思ったら大間違いである。

黄塵を吸うて肉とす五月鯉 しづの女。

連休は都心ですごすに限るという人がいる。

それも千代田区や中央区などの中枢なら、なお良いとのこと。

大阪なら本町あたりだろうか。

普段は活気ある、都市の大動脈が、

この日に限って血栓もなく、さらさらと血液を運ぶ。

中途半端な街より、空気もキレイだろう。

歳を取ると、

一旦狂った生活のリズムを取り戻すのは難儀である。

されば書を捨てよ町へ出よう、

となったかといえば、もうこの歳である。

連休中、布団の中で寝ているのか、起きているのか、

夢と現実の狭間を行ったり、来たり。

曖昧に、ただなんとなく、

目的など勿論あるはずは無く、

日の過ぎるのを待つ。そんな日々。

百鬼園先生の、小説の如き世界哉。

暇ある身になり、俗世のことを心に掛けない、

これが一番いい暮らし方というが。

こうなると、何をするにも億劫也。

さて、相場の方は、

国内連休中に米国の雇用統計が良い数字が出た。

休み明けの丁半博打。

大幅に円安で、国内商品大幅高と相成りました。

さても材料で迷わせる時間哉

ドルが真に強ければ一気に、100円突破せにゃならぬ。

しかし、そうならぬには何か理由がある。

上げすぎた反動を調整するのは時間か、あるいは価格か。

横に這いペナントを形成か。

95円を割って、下げ切ってから上がるのか。

国内商品は、全て為替次第である。

賭場はこれから本格化。

盆暗にも、明るい灯がともろうか。