証券ビュー

森羅万象

休むにも努力が要る 2013年04月30日 (2013.04.30)

休むと決めると、相場が動く。

これに焦れて動くと、

動かなくなったり、逆に行く。

よくある話だ。

じっとしていると決めた途端、

相場が輝いて見えるのは、何故だろう。

大型連休の谷間。

毎年のことであるが、

通勤電車が空いているのがありがたい。

三日休み、三日勤めて四連休。

ただ、それをぼやくのは贅沢か。

日本が休みでも、為替市場はやっている。

関係者は、海外市場があいていれば連休でもご出勤。

商品会社も例外ではない。

情報関係の部所にお勤めの社員さんは、

休日出勤でデータ更新。

ご苦労様です。そして、ありがとう。あなた方のおかげです。

人は嘘をつき、相場にはダマシがあるが、

データは嘘をつかない。

営業さんも、お客さんも、

休み返上で更新されたデータがあればこそ、

策を練ることが出来る。

国内商品市場は、為替の影響を受ける

連休中に、ドル円が大きく動くと、

国内も、大きなマドをあける。

特に、ドル円は、ここまで四年連続で

春に天井をつけて、秋に向けて下落している罫線。

連休中に、動きが加速したという年もあった。

この間、為替と海外があれこれ動いても、

国内市場は対処できないので、見ておくしかない。

ドル円は、100円の攻防戦が、いまだ激しく続いている。

どちらに動くか、などと聞くものではない。

判らないものは判らない。

日本市場の連休に間隙を突き、

大きく動くこともあろうが、

その逆も真なりで丁半ばくち。

盆に暗い人間は、張らないのも博才。無欲万両。