証券ビュー

紫玉庵

大変革の指令     紫玉庵   3月18日 (2013.03.15)

新しい指導原理が不可欠
大きな試練に突入した日本
G20でのファッションがクールだと
海外メディアに持ち上げられた
麻生副総理(財務大臣)。
一方、昨年末に首相に返り咲いて
25日にようやく二期目のオバマと
面会した安倍晋三。
中国を敵視して
日米軍事同盟を深めたかったが、
晩餐会も開かれなかった。
TPPで「アメリカにも
〈自動車など〉タッチーな問題が
ありますよね」と
確認しただけで、
帰国後、交渉参加を決断した。
3月からバチカンでは
ベネディクト16世の辞職を受けて
コンクラーベでアルゼンチンの
ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ枢機卿に決定。
残念ながら、日本人ではありませんでした。
アルゼンチンは、
第二次大戦でのドイツのナチス政権の幹部が
バチカンルートで亡命したところです。
また、サッカーのスーパースターのメッシの祖国。
となると、まだ、これまでの体制が
続くことになるのでしょうか。
聖マラキ予言では、
次になる法王「ローマ人ペテロ」が最後であり、
そこでキリスト教世界は終わりを迎えるが、
キリスト(救世主)とは、一体なんだったのか。
民主党政権を
強引に終わらせた「世界の意思」は、
自民党を復権させ、
日本に国家の枠を取り戻させたが、
実は、日本の「国家の核」に、
大変革の指令が出ている。
ブレトンウッズ会議以来、
米ドルは世界の基軸通貨となったが、
そのアメリカを存続させるためには、
戦争屋を抑え、東アジア経済を機能させ、
しかも、これまでの文明のツケである環境問題と
格差問題に着実に解決策を見出さないといけない。
「デフレ脱却には何でもする」
という日銀の黒田新総裁には、
東アジアの平和な発展には、
マネーとカミの関係も含め、
新しい指導原理が不可欠で、
それがどこから出てくるか。
日本が明治維新後、
中央集権を進めるとき、学んだのは
バチカンの「神の概念」だった。
イエスキリストを至上の高みに置き、
ローマ法王がその代理人なって
権威と権限を強大化した。
これを新政府では、
天皇を伊勢の皇祖神アマテラスの
アラヒトカミと位置づけ、
大臣や官僚たちはその輔弼をするとして
「アラヒトカミの代理人」になった。
明治にできた日本の
中央集権体制の裏側にいたバチカン。
戦後、日本に
取り憑いたアメリカ(スカル&ボーンズ)。
一貫して、日本の金融政策(銀行制度)を
指導したのが、イングランド銀行とロスチャイルド家。
「浄化の流れ」の中で、各宗教界がどう動くのか、
きちんとみていきましょう。
国家がマネーを発行して利権が生まれる時、
その制度設計をする官僚たちは、
自らの無謬性をここに求めた。
これが311以後の現在でも、
いまだに引きずり、日本の繁栄を妨げている。
式年遷宮の年は、
国家権力や宗教上の
権威の実態が公開される。
覆いが取り払われ、
国民は、全てのイノチを
生み出した「実在のカミ」を、
誰も認識する。
人類が「国家」や「宗教」を
超えて繁栄する新しい精神基盤を
生み出すために、日本は大きな試練に突入した。