生きることと稼ぐこと 本質と機能見直し真剣に考える (2011.07.27)
マネー 7月28日 紫玉庵
人間とマネー。
生きることと、マネーを稼ぐことが一致したのは、
長い人間の歴史の中で最近のことです。
日本は、マネーについて、慎重だった国です。
中国で始皇帝時代に貨幣が統一されたとき、
徐福は日本列島に、マネーを持ちこみましたが、
定着しませんでした。
秦帝国崩壊後、後漢時代に金銭万能の銅臭時代が進みます。
西日本で、大陸との交流も深まりますが、
日本国内で、貨幣は拒否されていました。
私たちの先祖が求めていたのは、
暮らしぶりの豊かさです。
マネーを追うことで、いのちの実態と離れ、
巷に虚偽が溢れることを嫌っていました。
徐福時代から、900年以上、
貨幣を拒否し続けていたのが日本です。
8世紀に和同開珎ができても、
貨幣はなかなか流通しませんでした。
実態を美しく、豊かに、第一にする。
この感性が、日本人の心です。
今、新しい実態を作り出すのに、
本当に、マネーがいるのかどうか。
本質と機能を見直し真剣に考えないといけません。
マネーはエネルギーです。
美しい実態を作るためのもの。
人類の使命です。