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紫玉庵

今、戦場にある        紫玉庵  11月30日 (2012.11.29)

生存と新生をかけて

式年遷宮の年に日本が生まれ変わる

 

来年以降を考える時、一番肝心なことは何でしょうか。

オバマ再選は、日本の宗主国であるアメリカで、

戦争屋が押し込められたことを意味しています。

2013年、式年遷宮に向けて、

日本の皇祖神アマテラスが、どう変わっていくか、です。

明治期に、記紀の記載に基づいて、

それまでの天皇を一つの家系に編みこんだ日本政府。

強引に「万世一系」をつくり、

明治天皇に伊勢神宮を参拝させました。

これは今に続くピラミッド型の社会構造を作るもので、

全国民を天皇の赤子にしました。

戦後の官僚支配(御用学者、

マスメディアによる情報統制)は、

基本的にこの構造を継続しています。

それをアメリカが利用してきました。

これがグローバル化の中で、

アメリカの軍事的関与と画策が減る中で、

どう切り替わっていくのか。

国家と共にあった「日本精神の核」が

失われたままなら、日本社会は、ぼろぼろです。

アマテラスは明治以降、中央集権の核であり、

同時に列島外に日本が軍事拡大するときの

精神的支柱でした。

しかし、そこでは本当の意味で、平和の使者には、

なれなかった。

産土(うぶすな)の神や、

地湧(ぢゆう)のイノチ

響き合っていなかった。

枠の中に「心(発想、認識)」を組み立てたが、

自由で自律した生き方を潰していきました。

その理由は、アマテラスは、

ブッダやキリストとちがって、

日本語を話す人間にとっての

「部族神」に留まっていたため。

森羅万象と個々の人間の本質・本源にまで、

きちんとした考察がなかったためです。

690年の伊勢神宮の整備(第一回の式年遷宮)から、

701年に大宝律令ができた当時の日本列島で、

列島内にいる多くの部族を纏めるための、

新しい国家の民族神として

構想されたのが、アマテラス。

この神を、日本列島だけの神や

日本語を話す人だけの神でなく、

地球全体の誰からも歓迎される神に

変えることが出来るかどうか。

韓国や中国の人間からも、

歓迎されるような新しい「神性」を「構想」し、

「定義」を付けることが出来るか、どうか

これは、現代に生きる日本人の課題と、

私は考えます。

今の原発政策を改めようとすらしない、

戦後アメリカのパシリだった人には、

とても出来ないことでしょう。

2013年は、ヒロヒトファイルが

公開されるとも聞いています。

幕末明治だけでなく、

二二六から、開戦の詔勅、終戦まで、

どんどん事実が出てくるでしょう。