瓦礫を宝の山に変える 知恵を出さないやつは助けない (2011.07.06)
言い方に問題があるとしても、正論です。
これまでの都道府県知事は、
中央の「お上」がきめたものを、唯々諾々と
進めるのに慣れてしまいました。
だから「自分で考えろ、知恵を出せ」といっても、
難しいでしょうね。
今は、「お上」のほうに、知恵がないのでしょう。
各市町村に、
本来なら、自分で独自の復興プランを立てさせる、
これこそが、地方分権です。
東北の沿岸の自治体は、役所自体も壊滅し、
被災者の生存を確保するのが、精一杯の状態が続いていますが、
中央に求めるべきは、現場執行権です。
個々の地域を、自治区にする。
資金も世界中から、独自で集められるようにする。
いろいろな補助金を整理して、
優先的に被災地域自治体に割り当てる。
震災から4ヶ月になり、産業を興す段階ですが、
まだ残る瓦礫を片付けながら、
被災民を採用する産業を造らねばなりません。
やり方はあります。
しかし、今の「中央主導」の復興が、
なかなかすすまない、現実を考える時、
民主党の「政治主導」に
抵抗する、霞が関の論理もあるのかもしれません。
復興資金(約30兆円)が、順調に動かないのは、
もっと、別の理由があるのではないか、と
私自身は、勘ぐっています。
今後、さらに大きな災害が来るので、
備える必要がある、と官僚たちが考えていれば、
全ての復興資金を、東北だけに振り向けることは、
躊躇うでしょう。
私は、今、瓦礫を宝の山に変えるビジネスはできないか、
と相談を受けています。
確かに、そのビジネスで雇用を生むのが、
現時点で、最善の策です。