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紫玉庵

金正日死去   12月26日    紫玉庵 (2011.12.22)

大アジア実現の糸口

全く違う局面が始まった

 

金正日死亡のニュース。

重要ポイントは、

17日(金)午前8時ごろ死亡したあと、

韓国の李明博大統領が来日したことです。

もし、死去が伝えられていたとすれば、

この来日は、まったく違った意味を持ちます。

大統領は野田首相でなく、

日本の「奥の院」と話した可能性があります。

戦後、日本が

アメリカの「特別行政自治区」になることを、

昭和天皇と共に戦略的に選んだ人たちです。

彼らは、日本に王権ができて以来どの勢力に、

どんな権力を持たせるか、検討してきました。

北朝鮮が戦前の日本をまねていることは

よく知られています。

1990年に米ソ冷戦が終結し、

東アジアでも緊張緩和に向けて、

北朝鮮が日本との間で三党協議を進めたとき、

佐川事件が起き、金日成がなくなりました。

翌年に起きた大事件がオウムのサリンでした。

以後、日本にとって「狂犬」国家になったのですが、

これは、米ソの冷戦がなくなったあと、

東アジアに、緊張が必要だとするアメリカの画策でした。

今、アメリカはやっと、

東アジアの平和環境つくりに本腰を入れます。

自国の延命のためです。

「奥の院」が管理する「天皇の金塊資金」を

期待する以上、紛争も緊張もつくれないでしょう。

中国にしても、「狂犬」の仲介するといって、

日本をどれほど翻弄してきたことか。

北朝鮮に対し保護するといって、

僅かな経済援助と引き換えに、

どれほど利権を要求してきたことか。

こうした問題に対し、全く違う局面が始まった、

との認識の下、金正日死亡を前提に、

来日したのではないか。

これからの楽しみは、

三代目となった金正恩の実母の存在です。

いつ、公式の舞台に出るのでしょう。

北朝鮮の2000万人が

東アジア経済圏に組み入れられれば、

日韓中から多くの資本が入り、

多くのインフラ整備と生産事業が始まります。

そのとき、

私たちの先輩が夢見た、「大アジア」が

実現する糸口になるのではないでしょうか。