イスラエルとイラン対立
イスラム、ユダヤ、日本の真実
イラクから米軍が間もなく撤退します。
中東地域の軍事バランスが、変わります。
重要な役割を演じるのはトルコでしょう。
ジャスミン革命を達成したイスラム諸国に、
手本を示しています。
残るは、イスラエルとイラン。
両者の対立を煽るか、鎮めるか。
国際社会で来年最大の課題となります。
中国とロシアは、イラン側につくことを
すでに表明しています。
アメリカはイスラエルを守る立場で、
直接イスラエル攻撃できるICBM施設は
破壊したようですが、
本格戦闘は、第三次大戦になりかねないので、
発展させないでしょう。
イスラエルも追い込まれています。
1948年イスラエル建国によって
祖国を失ったパレスチナは、
12月、ユネスコに正式に国家として参加しました。
国際機関で初めての承認を受けたものです。
第三次大戦の当事者国になりかねないイランと
イスラエルですが、両国とも、日本との関係では、
日本が国家として成立する7世紀に、
深いものがあるのではないか、とにらんでいます。
突飛ですが、「大化の改新」を引き起こす遠因ではないか。
今のイランは、ササン朝ペルシャの継承政権ではないか。
ササン朝ペルシャが栄えた時代は、
3世紀前半の卑弥呼から、
7世紀前半の聖徳太子や舒明の時代まで。
倭国がどんどん成長していった時期に重なります。
451年まで、現在のイスラエルの地には、
ユダヤ人の血を持つ総主教がいましたが、
ビザンチンが指名するキリスト教徒が着き、
ユダヤ人はペルシャ領になだれ込んでいます。
イスラムがエルサレムを占領するのは638年です。
イスラム軍は、638年8月にヤルムーク川で
ビザンチン軍を破ってシリアを獲得し、
翌年カディーシァの戦いでペルシャ軍を撃破します。
その勢いのままにエルサレムを占領したのです。
主役は二代目カリフのウマルで、
交渉相手がキリスト教徒のエルサレム総主教
ソロフニオスでした。
ウマルは、ソロフニオスから
イエスの昇天舞台になった場所を案内されると、
「イエスも預言者だったが、最後の預言者ムハンマドも
その地で昇天したはず」と考え、そこを聖地としました。
50年後、エルサレムのその地に
「岩のドーム」が建設されました。
イスラムによるエルサレム占領から、
「岩のドーム」の建設までの時期が、
日本では大化改新から、
伊勢神宮の整備、
アマテラスの創出の時期なのです。
半島で百済・高句麗が滅亡し、
新羅が統一しました。
中国では、唐の2代目太宗李世民から
3代目高宗李治、
そして則天武后の即位、
『周』の成立の時期です。
イスラムの起源をきちんと知ることは、
今のユダヤ人とヘブライの真実を
知ることのみならず、
実は、日本の伊勢神宮とアマテラスの起源を
知ることに繋がります。
来年、古事記完成から1300年。
このイスラムと、ユダヤと、
日本のアマテラスの真実も明らかになるでしょう。