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紫玉庵

橋下陣営の勝利   11月30日   紫玉庵 (2011.11.29)

穴があく中央集権体制

律令理性の呪縛が解ける

 

見事な橋下陣営の勝利。

「時代精神」が動いています。

大阪府と大阪市を合併。大阪都を作る。

単に行政の効率化を求める動きではありません。

明治にできた統治体制を変えることにつながります。

自主財源の議論も出てくるでしょう。

既得権をもつ政党や各組織・団体から反発を受けながら、

挑発し、嫌がらせを晒し、

市民・府民の声をひきつけた。

天才ですよ。

「穴」があいた。

中央の権威、とは、一体、何だったのか。

既得権についても、なぜ生まれ、維持されるのか、

おかしなものはどんどん変えようと、国民が意見をいい、

実際に政治行動にでてきます。

国民が主権者であることを、自覚し、

本当の権利と義務を行使するようになります。

「お上」意識を完全払拭するには、もう少し。

「天皇」を権威として

作られてきた「日本社会」の実態を、

とことん知りましょう。

今、世界経済が断末魔。

各国で、雇用がなく、政府は借金だらけ。

利益を出すことが優先されるのでは、

活動が限られます。

社会には、

効率よく利益をもとめる企業では

抱えきれない人間のほうが多いのです。

大切なのは、今、生きていて、

これからも生きていくということ。

最初に考えるべきはマネーではなく、

生身の人間に、主体的な行動が生まれること。

マネーに追われることのない関係づくりです。

新しい共同体を作らねばなりません。

新しい「地の縁」がきっと生まれます。