証券ビュー

紫玉庵

戦後体制終わる   11月18日   紫玉庵 (2011.11.17)

曖昧なTPP参加表明

来年日本に思わぬサプライズ

 

ようやく、戦後の体制が終わります。

IT技術が

急速に進歩しながら世界中に普及し、

国家権力と別に、

現実に生きる人間同士が繋がりあって、

新しい社会生活=生存空間を

作り出す可能性がどんどん高まりました。

先進国のみならず、中国をはじめ、

インド、アフリカ、東欧など

新興国にも広がり始めています。

ドジョウは、アメリカにせっつかれて

TPP参加表明しながら、

その中身を曖昧にします。

本来、アメリカは怒鳴り込むはずですが、

ドジョウはクネクネ、ヌルヌルで

「逆らわず、従わず」。

国民には、何もはっきり明言せず

「国益に合わないのなら、参加しない」

とまで、言ってしまう。

この姿を見て、

アメリカに巣食う金融資本のワルどもの魔の手から

逃れられるかもしれない、

と、カナダに続いてメキシコが参加表明し、

シンガポールは、

中国をTTP対象から外すのはおかしい

とまで言い出しました。

やはり、今年の8月に、

人類社会の「権力」が変わっているのです。

齢90歳を超えるキッシンジャーが、

11月11日に、

日本のテレビニュースに登場したことの意味は、

とても深い。

戦後の世界、特に東アジアを、

緊張と紛争の世界に立案・実行した張本人が、

整理に入った、と見ることもできます。

「死ぬ前に落とし前をつけていけ」と、

誰かに言われたのでしょうか。

初めて、国交のない北朝鮮の様子を、

サッカーの中継であれ、生放送で目撃しました。

今、北朝鮮には、

中国から投資が活発化しています。

来年、日本に思わぬサプライズがあることでしょう。