ドジョウ総理(下) 11月4日 紫玉庵 (2011.11.03)
生産者育てる消費者
買い手が努力する時代に
消費者が生産者を育てる。
一番いいのは自分が食べるものを、
自分で作ることですが、それもできないので、
自分の食べ物を作ってくれる人間を、
直接、支援すること。
また、加工食品でも、
どこで作った原材料を用いて、
誰が作っているのか、徹底的に調べること。
地方の小規模、零細農家は、
農作物の直売を、どこも歓迎です。
まして、代金を預託してくれるお客がいたら、
望みどおりの作物を
丁寧に一生懸命、作ってくれます。
デジカメをもっていますから、
正直に自分の顔と
作物の出来栄えも写真で送ってくれます。
カルガモ農法をしている水田の米は、
全部、買い手が決まっています。
リンゴの栽培でも、摘花作業に、都会の消費者が
手伝いに来るところもあります。
全国の有名すし屋さんによる覆面でのコンテストで、
何回も日本一になっているエリアの米は、
本当に甘く、美味しいものです。
消費者は、ホンモノを探します。
インチキは、誰も買わない。
買い手が、努力する時代になった、
ということです。
アメリカの消費者だって、同じです。
日本の消費者が、
住友化学の農薬やモンサントの製品を
「自分は絶対に買わない」と、
声を大にして騒げば、世界中に広がっていきます。
TTP反対派も、
その危険性を公表するのが、正しい。
シロアリたちを、どうするか、
こっちも問題です。
まず、一対一の直の関係をつくれ。
ここからしか、未来は生まれない。