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紫玉庵

気になること   10月20日   紫玉庵 (2011.10.19)

静寂を忘れた日本人

昔に戻すのでなく全体見て

私が、最近、気になること。

維新の「文明開化」以後、

日本人が忘れてしまったこと。

それは、静寂です。

エンジン、モーター、機械など、

自然環境になかった音が巷にあふれ、

私たちは、

花鳥風月の多くのつながりを、忘れています。

その上、

とんでもない量の電磁波が飛んでいます。

太古の直感やインスピレーションに替わって、

現在のIT技術が高度化し、

多くの真実を伝え合うことは、

信頼関係を拡大していくのに、

大きな効果を発揮します。

しかし、一対一での信頼関係が

成立していることが先決です。

日本の公共事業など、

政府発注が、国際競争以前に、

国内で特定業者だけ守られているのは、

おかしな話です。

随意契約が多く、

内容を検証することもないまま、

既得権として固定されている。

「公」は、時代と共に、

姿も、あり方も変わっていきます。

「公」を決めるのは、有権者です。

日本の文化は、海外から歓迎されるし、

私たちが、その先生になれます。

TPPやグローバリズムを考える時、

「文化」が壊れるという主張がありますが、

戦後の過剰な利益追求が、

地域の風土と、文化を、

壊したことを忘れてはいけません。

チェーン店、パチンコ屋、大型ショッピングセンターが、

どれほど、地域社会を壊してきたか。

昔に戻すのではなく、

全体を見て、自分たちの地域を、

如何に魅力的にするか。

その上で、海外の人と連携も考えましょう。