情報公開法の制定要求
考えず暮らせた時代終わる
世界中で、富の不均衡に反対するデモが広がっています。
アメリカの「ウォール街を占拠せよ」に呼応し、
日本でも霞ヶ関や大手町、兜町を「占拠」したとして、
具体的に何を要求するのでしょう。
日本の場合、国家の政策決定、
資金に用途と支払額について、
その詳細が全然、公開されていません。
安全保障と外交に関わるもの以外、
すべて公開すべきです。
日本国籍を有する有権者が、
100名連名で公開要求した情報は、
公開することを法律で定めるべきと考えます。
公開された情報は、
広く国民全体で共有するため、
開示(ネットでも公開)し、
誰でも閲覧できるようにする。
怠った公務員を罰する規定も必要です。
主権者は、国民です。
国会議員は、
法律を作る主体である私たちの、
代表に過ぎません。
まず、国がどういう状態なのか、
誰もがわかるように、
はっきりさせることが、第一です。
デモでは、情報公開法の制定を要求しましょう。
公務員と議員の給与は、国民が決める、
という法案をつくりましょう。
「休まず、遅れず、働かず」の昼行灯が
大手を振るい、
「一所懸命働く人間がいると、
他の人間の居場所がなくなる」なんていう職場環境は、
絶対に改善しないといけません。
成果反映型の賃金体系にしないと、
国は、まともに機能しません。
公務員に何を求めるか、
それも、国民が決めることです。
何でも「お上」に決めてもらう
と考えるのは、「庶民」や「臣民」です。
何も考えないで、幸福に暮らせた時代は、
終わりました。
人間を人間たらしめるもの、
それは、「思考」です。
全体のシステムを考える思考です。
自分が社会の「枠組み」を考える。
これこそ、
本当に独立した、主体なのです。
自律・自立は、そこから生まれます。
思考こそ、
魂を独立させ、理性を鍛えるものです。