ロンドンの暴動 8月12日 紫玉庵 (2011.08.11)
文化の理解も愛着もない 自分達の住む町を位置づける
ロンドンの暴動。ノルウェーと同じく、
多くの移民を受け入れた後の、混乱によるもの。
シティでのマネーの活動と、
国家の豊かさが、乖離している中、
職がなくて低収入、ほしいモノだらけ。
ほしいものとは、誰かが作った工業製品。
生きている地域に、文化の理解も愛着もない。
自分の生活空間を
造れる、主体的存在とは考えていないのなら、
ほしいものを略奪し、壊しまくります。
国家のシステム運営者が、
「獲物」を捕る、という発想でいるうちは、
人権や文化融合などの、高邁な理想を掲げても、
全く平和は来ない。
「今、ここで、一緒に、豊かさを生み出す」
こう考えることができないと、
どこまでも混乱する。
「哲学」、「仕組み」を、作り出すしかない。
これは、同じ地域に共に生きる、土着の
生活の場からしか、出てこない。
市町村で、自分達の住む町を、
地球全体の中で位置づけて、特色を確認しあって、
発展計画を策定するしかない。
国富をもてあそぶ既存の政治家や官僚の
言いなりにならないように。
知らぬ間に、
とんでもないものを押し付けてくるのが、
これまでの、国家権力であったことを、
忘れてはいけない。
怠慢な人間は、
いつだって、犠牲者になってしまう。