証券ビュー

紫玉庵

東電の総会ガス抜き 発電と送電全て自由化を (2011.07.01)

東電の株主総会、単なるガス抜きですか。

委任状があるといって、

総会に出席した株主からだされた動議を全部否定。

一体、何のための株主総会なのか。

日本国民は、311以来、完全に生き方を変えています。

本来なら、事故が起きた時点で、

東電そのものを、強制的に国家管理にして、

放射能対策のタクスフォースを作って、

そこがすべての権限をもって、

避難指示から放射線除去まで進めていれば、

いまごろ、収束していたのではないか。

首相は、自民党から参議院議員の浜田和幸氏を「一本釣り」し、

復興担当の政務官に起用しました。

自民党は怒り心頭で、

民主党内でも、自分が無能と烙印されたと不満爆発です。

浜田氏は新日鉄退社後、アメリカで学び、

金融界にもワシントンにも多くの人脈をもっていますが、

亀井静香氏からの推薦だということです。

アメリカ側にすれば、

もっとも話が通じやすい人物を

菅政権に送り込んだ形ということか。

浜田氏は東京外語の出身で中国語も堪能です。

なにか特別の使命があるのかもしれない。

日本の原発に関しては、国民投票すべき、と考えます。

再生エネルギーの買取法案ですが、

このままでは、どんどん買い取った価格が、

民間に電力供給する際の電力料金に反映して行きます。

だから、単純には、賛成できない。

その前に、「発電」と「送電」の全てで、

完全自由化を認める法案が先だと考えます。