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企業レポート

ピーク更新  一六堂  4月16日 (2013.04.15)

半年、1年後楽しみ

2015年にかけてジャンプ

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一六堂(3366)は続伸。ピーク更新の見込み。一段と締まっている。逆風下、最高益を計上した前期の実績によるもの。2、3Q落ち込みをしのぎ、4Q追い込み期待にこたえた。厳しかったし今も厳しいという。一昨年12月9日東・名証二部、昨年12月10日東証一部に指定替えされ連続記念配3、4円実施。前回述べたように、規模拡大より全店黒字(前期末82)、強い会社を目指している。今期の出店計画4のうち、2つ八重洲に構え急いでいない様子。前期退店4で減損処理が一巡した。東京の売り上げが落ち込んでも名古屋の底堅さが目立ち、品川の「五大陸」を「八吉」に業態変更したところ売り上げ倍増。課題は人材育成に尽きるという。前期末の連結自己資本比率73.7%(4期前57.5%)。同有利子負債比率10.1%(同21.5%)に改善。昨年11月14日以来の円安株高、4月4日以降日銀の量的・質的緩和によって半年、1年後個人消費が反転するとみられビジネスチャンス。消費税引き上げをこなすともっと伸びる。顧客の反応が見ものだ。

2014年2月期(連結)は、売上高103億1000万円(3%増)、営業利益9億8000万円(26%増)、経常利益11億300万円(2%増)、純益5億1500万円(1%増)の見通し。配当18円(中間9円)の予定。日経が14日一面で伝えたように、主力業態「八吉」の単価が2月から上がり始め、1Q早々(前期7月8日発表)上方修正も考えられる。95年に設立され、17年後東証一部に駒を進め、さらに次のステップ。社運を調べると、2015年(20周年)にかけて一度ジャンプする場面。にも拘らず、立ち上げた原点に戻り常連をふやそうと呼び掛けている。単体の平均年齢35.9で伸び盛り。島根・新潟を結ぶ日本海10漁港と太平洋塩釜漁港の買参権、それに太田青果市場の売買参加権が同社の同社たる所以。もう一皮むけそうだ。4日615円を高値に一服しているが、最高益更新が続くとみられ、増配もついて回るだけに押し目買い。半年、1年後が楽しみだ。同社の店舗は東京のビジネス街、ターミナル駅周辺が大半で日本経済のセンチメントが伝わってくる。

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