証券ビュー

企業レポート

2Q区間新  Gパッカー  3月22日 (2013.03.21)

まる半年記録的な熱気

後半大小案件の受注が焦点

 

企業HPご案内

前回の企業レポート

 

ゼネラルパッカー(6267)は2Q区間新。過去最高の売上高。次世代の初動とみられる。大型案件増、3Qにかけて7機種新規開発。まる半年現場が記録的な熱気に包まれた。国内外、新規ユーザーの期待にこたえるもので、創業時を除き初の体験という。しかし、開発費用や製造原価が大幅に増加し3機種採算割れ。利益が計画を下回ったことも事実。前半峠を越した模様で後半大小案件の受注(前期20億円)が焦点。新計画(第3次)を実現するため巻き返す見通し。前期未達の中期計画に対し、売上高44億円、営業利益2億4500万円、経常利益2億5000万円、純益1億5000万円(2014年7月期)が目印。昨年11月から円安株高となり順風に見えるが、中国と韓国が尖閣、ウォン高を受けて逆風。予断を許さない。資本業務提携したY・Eデータ(6950)が2度下方修正。今期も赤字で無配の見込み。それでも3、4Q前期並み20億円の受注を確保位するとみられ健気なもの。来期も比較的明るい。直近2年、中小より大型機種が堅調な包装・荷造機械(経産省の機械統計確報)に手ごたえを感じている。15日に首相が交渉参加を表明したTPPの試算でも輸出増が見込まれ、今期5億円に下方修正した海外市場の伸びが楽しみ。それもこれも2億2000万円(35%増)にのぼる研究開発費によるもの。前期の酒造、海苔、造幣局向けに続き今期介護用食品もラインナップ。開発・技術34人を含め従業員140人(臨時雇用19)のキャパが上がってきた。平均年齢35.8歳で弾みがつきそうな印象。生産性、コストダウン、リスクに対する備えなど採算の改善が課題という。

2013年7月期(非連結)は、売上高42億円(14%増)、営業利益8500万円(2.1倍)、経常利益1億円(3.5倍)、純益6500万円(9.2倍)に見直した。配当7円(中間3.5円)を据え置く予定。国内の食品大手から引き合いが目立ち、海外でも大手の設備投資が動き出した模様。マインドが好転している。昨年1月からY・Eと提携関係に入り、ロボットを使ったモーションコントロールに見どころ。追って次世代機が話題にのぼりそうだ。感触ではハイブリッドタイプ。国内、海外のほか新分野にも応用。難度が高いと燃えるだけに夢をもてる。会社は調整過程にあり安定運。梅森社長(61)が上昇運途上。Y・Eもそうで底入れが近い。無借金であり時価総額わずか22億円(純資産28億円)に過ぎない

>>購読ご案内