配当も奮発 ウッドフレンズ 7月27日 (2011.07.26)
来年後半から上昇運
4期ぶり最高益更新に意欲
ウッドフレンズ(8886・JQ)は強気。前期一服したが、4期ぶり最高益更新に意欲。来年30周年だけに配当も奮発しそうだ。ニクソンショックから40年円高、バブル崩壊から20年デフレが続き最終段階。日柄を見ると、来年以降円安、インフレが見込まれるだけに転機。住宅、アセットマネジメント、そして生活関連にもビジネスチャンスが巡ってくる。予想以上に受けた住宅エコポイント制に代わり、今秋から新ポイント制が登場。消費税導入がほぼ確定し駆け込み需要が予想されるのも手がかり。ミクロでリーマンショックと震災・原発事故、マクロでも円高デフレの反動が金融から実体経済にはね返る場面。同社は2010、11年調整運だけに来年後半から上昇運が楽しみ。その点、構造材の内製化を目指す岐阜工場(11月完成予定)稼働が支援材料。PFI事業のゴルフ場運営が軌道に乗り、愛知県森林公園施設の運営管理も次のステップになった。
11年5月期(連結)は、5%減収、13%営業減益、同経常減益、27%増益。1月6日修正発表し、3、4Q追い込んだが、3・11震災の影響を受けた。それでも住宅受注が640戸(前期573戸)にのぼった。その他の事業(営業損失6600万円)の改善が課題。将来、住宅やアセット事業の顧客候補と考えられる。12年5月期(連結)は、売上高287億5700万円(3%増)、営業利益16億5300万円(34%増)、経常利益13億600万円(32%増)、純益7億1900万円(39%増)の見通し。配当性向20%を目安に期末配当1万円の予定。岐阜工場が本格稼働するとモノが違ってくる。来年後半から楽しみだ。