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企業レポート

節目の40周年 ktk   7月6日 (2011.07.06)

バランス取り戻す構え

物販から付加価値ビジネス

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ktk(3035・JQ)は節目。6月29日40周年。同日下方修正を発表し、翌日決算発表で8月20日締めに変更。今期15ヵ月変則決算を前提にスタートした。主力のOAサプライ、リサイクル、IT商品3部門が前期軒並み3~9%減収。震災の影響も尾を引いているためで、稼働日やコストなど季節・期間変動要因を平準化。リーマンショックや震災による行き過ぎた反動をただし、バランスを取り戻す構え。今後、復興需要や消費税引き上げに備える狙いもある。企業の消耗品節約、IT投資抑制、さらに震災に伴う一部欠品など予想以上。1、2Q苦戦が続きそうだが、3Q以降行き過ぎた落ち込みのはね返りも考えられ、40周年が物販から付加価値ビジネス転換のきっかけとなりそうだ。2月22日述べたように、中期リサイクルトナー年間50万本(前期37万8000本)、はっするネットweb受注60%(同47%)セキュリティ商品売上高5億円(同2億4800万円)が目安。1月21日から7年のノウハウをパッケージにしたはっするネットFCパートナー募集サイトを立ち上げた。昨年4月ヤマダ系のコスモス・ベリーズとFC契約し家電もラインナップしている。

11年5月期(連結)は、3%減収、73%営業減益、74%経常減益、80%減益。昨年12月22日につぎ2度下方修正。社運を見ると絶好調で、来年2月まで諦めないことだ。12年8月期(連結)は、売上高111億900万円、営業利益1億300万円、経常利益9400万円、純益4400万円の見通し。配当は10円(2Q末4円)の予定。15ヵ月の戦いぶりが見ものだ。実質無借金で利回り3%以上。巻き返しが注目される。

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