証券ビュー

企業レポート

歩留まり改善  ドミー  1月30日 (2013.01.29)

5月に創業100年
トヨタ3Q発表から明るさ戻る
ドミー(9924)は順調。巻き返しに入った。1、2Q歩留まり改善によるもので3、4Q需要期。弾みがつきそうだ。5月に創業100年。キャンペーンもあるが、2月5日上方修正が予想されるトヨタの3Q発表が新たな手掛かり。今後、円安株高の影響が見込まれ、遅かれ早かれ地元に明るさが戻るためだ。昨年11月までリーマン、震災、円高などデフレギャップ15兆円。逆回転が続いただけに今、来期の反転予想以上。改装を優先し出店を見送る中、全34店の「現場力」が見どころだ。現在、岡崎の竜美丘店西尾の丁田店がリード。そちこち40歳前後の店長が頭角を現したという。2Q連結累計は。0.7%増収、81%営業増益、140%経常増益、純益7800万円の折り返し。計画線だが総利益率0.2%好転。衣料縮小に伴いテナント誘致が成功したのも一因。しかし、創業のルーツが衣料(呉服)。前期わずか17億円(構成5%)に後退し、次の100年に向けて復活の構え。実用衣料中心に反転も考えられる。PB開発も課題。前期176品目、全体の4.3%に過ぎないためだ。インフレターゲット2%は22日から政府と日銀の共同声明になったが、新たに追加緩和を勘案しても実現に4、5年かかる見通し。この間衣料が復活し、PB構成が上がると面白い。頭から尻尾までデフレからインフレに切り替わる。95年稼働した岡崎食品加工センターが焦点。2015年(20周年)から10年全盛期に相当し投資回収期にさしかかる。
2013年5月期(連結)は、売上高340億円5600万円(1%増)、営業利益4億1200万円(8%増)、経常利益3億8200万円(7%増)、純益2億200万円の見通し。配当10円(中間5円)の予定。設備投資7億2000万円(前期7億8900万円)の計画。昨年11月に続きトヨタの修正発表から局面が変わる。日経平均が42年ぶり11週連続陽線を引いたように、小売業界でも絶えて久しいポジティブな現象が起きる。同社が来年から上昇運に対し、梶川社長(69)は今夏から強い上昇運。社長が先行している。29日511円で引け水準訂正が迫ってきた。

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