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企業レポート

現場に強い 文溪堂 12月17日 (2024.12.16)

再びビジネスチャンス 
第2期GIGAスクール構想本格化
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 文溪堂(9471)は踊り場。新年度待ちだ。紙とデジタル教材の並用が進んでいるためで、文科省のGIGAスクール構想第2期(2028年度)本格化。再びビジネスチャンスとみられる。2024年度小学校用教科書が改訂され、小中学校「英語」に紙とデジタル揃って登場。注目を集めた。しかし、授業に必要な通信速度が確保されていない。無線LANが遅い。途切れる。つながらない。ICT教育推進の遅れ、教職員のスキル不足など様々な課題が伝えられ、次世代校務DXの実現に時間。一部業務が先行したもののネットワーク構築に問題がある。同構想は教育のデジタル化を推進する政府のプロジェクト。2019年12月に始まり5年。第1期導入した端末の更新をはじめ問題点の対応や高速大容量ネットワーク整備待ったなし。直近、教育現場で小単元ごと定着を確認できるデジタル教材や、記載された二次元コードを読み取ることで「自らの学び」をサポートする動画など評価され増収になった。依然出生数減少や教材費抑制が続く一方、グループで様々な課題や業務負担の軽減に傾注。現場に強い。中でも教師の負担軽減が受けている。紙とデジタルによるハイブリッド型教材の開発然り。2018年、OECD(経済協力開発機構)38ヵ国の調査で日本が学校におけるコンピュータの活用状況で最下位となり国を挙げて発奮した。当初端末整備に5年かける計画がコロナに伴って臨時休校となり、オンライン学習ニーズが急速に高まった。このため、端末や通信整備が一挙に進み2021年度にスタート。すぐにでも、どの教科でも、誰でも生かせる1人1台端末。教科の学びを深める、同本質に迫る。教科の学びをつなぐ、社会課題等の解決や1人ひとり夢の実現に生かす。以上3つのステップを明らかにした。ゆうに10年かかる。この間、同社にとって構想1期、2期プラスαのビジネスチャンス。前回、中長期連結最高益更新に触れた。教材から教育総合サービスに脱皮するもので、初等教育をルーツ徹頭徹尾「小学」にこだわっている。「小学」は江戸時代子供を教育するテキスト。800年前に書かれた。四書五経をエキスに深く浸透。日本人の気質が格段に向上。躾が行き届き礼儀正しい国。優れた国民性をつくり上げた。
 2025年3月期(連結)は、売上高129億1500万円(0.3%増)、営業利益7億9600万円(19.3%減)、経常利益8億5100万円(18.9%減)、純利益5億5400万円(19.3%減)の見通し。配当39円80銭(期末19円90銭)の予定。本社竣工40年を数え逐一メンテナンス。次のステージが視野に入った。算命学によると、2025年人とお金に相性がよく快進撃。一大チャンスがやってくる。「初代」の宿命を担うもので、頭はクールでも心に情がある。水谷社長(67)は、2025年明るく元気に石橋を叩いて渡る。いつもピカピカの笑顔でいることが任務という。市場から見ると、2019年12月導入が決まった第1期GIGAスクール構想に反応。同2期に向けて助走が始まりそうな気配。予想配当利回り3.46%、同PER13.12倍、同PBR0.49倍など明らかに割安。教育のデジタル化で日本も見直される。

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