その実底堅い カネソウ 11月27日 (2024.11.26)
次の100年を視野
2025年正常化に向け動き広がる
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カネソウ(5979)は反転途上。減収減益の折り返し。その実底堅い。直近2期急回復によるもので、価格改定が一巡し材料高止まり。懸案の人手不足、償却負担増など持ち越し次の100年(1922年創業)を視野。主力製品「エキスパンションジョイント」(1985年投入)から40年を数え助走とみられる。2025年度の建設投資73兆5900億円(1.8%増)、35年度同最大81兆円ともいわれ、「またトラ」の登場でウクライナ・イスラエル停戦も考えられる踊り場。正常化に向けた動きが広がる見込みだ。気象変動も深刻で容赦ないだけにピンチがチャンス。数年で局面が一変する公算もある。国内外、復興特需が最大の材料。戦後の復興も朝鮮戦争(1950~53年)とベトナム戦争(1955~75年)の特需によるもの。停戦となれば全方位で動き出す。今期の製品売上高予想によると、鋳鉄器材24億7000万円(1.1%増)、スチール機材13億円(1.5%増)、製作金物42億8000万円(0.5%増)、その他6億3000万円(4.7%減)トータル横ばい。ジョイントラフや無型枠工法ピット形成ユニット、受枠一体型鋼製自在勾配側溝、アレンジポストなどヒット。免震エキスパンションジョイント、ピット金物、車止め、マンホール鉄蓋等改良・改善がうかがえる。国内で埼玉県川口と市場を二分する桑名の鋳物。近隣日立が手を引き岡谷のテコ入れも伝えられる。算命学によると、2025年快進撃。同社めがけて金運が寄ってくる。初代の宿命を担うという。豊田社長(59)もはまり役。舵取りで本領発揮。周囲から信頼されると太鼓判。
2025年3月期(非連結)は、売上高87億円(0.4%増)、営業利益10億6000万円(17.1%減)、経常利益10億7000万円(同)、純利益7億3000万円(29.9%減)と従来通り。配当150円(期末75円)の予定。設備投資4億6000万円(前期14億1900万円)、償却5億3000万円((同4億0200万円)の計画。25年度の建設投資(名目)を項目別にみると、政府関連23兆9800億円(1.1%増)、民間住宅16兆8900億円(1.6%増)、同非住宅19兆5300億円(3.1%増)。さらに、民間建築補修10兆7800億円(2.4%増)と全て微増の見通し。