長期投資に打ってつけ
24~25年踊り場28~29年最高に
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太陽化学(2902)は連結復調。直近ピークと肩を並べる推移。巻き返す公算が大きい。ニュートリションをはじめ主力3事業が堅調なほか、前期持分法投資20億8000万円特損に計上しあく抜け。前回述べた「IDT工場」稼働に伴いDX推進に弾みがつく見通し。コロナやウクライナ、中東にトランプ氏狙撃。世界各地のシステム障害など混乱が続く中で市場変化への対応、販売の強化、品質管理体制の維持・強化など常時六つの課題に取り組みブラッシュアップ。2015年に始まった消費者庁の機能性表示食品制度に見合うもので来年10年目。当時から独自素材を提供し引き締まっている。心や体を元気にする豊富なエビデンスが語り草。L-テアニン、グアーガム分解物、カテキン多数の受理実績がある。昨年11月から「IDT工場」本格稼働。高品質な健康食品や機能性表示食品など健康維持・増進の目玉。同社南部工場内にあり生産能力3500トン。IoTによるスマート工場を目指す。厚労省の国民健康栄養調査、食事摂取基準によると、平均的な日本人のミネラル、ビタミン等多くの微量栄養素が摂取不足。コロナ以降免疫機能維持に重要な役割を果たし、一層の成長が見込まれるという。7月26日、東京国際フォーラムでセブン・イレブン・ジャパンと共催で健康フォーラムがある。食品及び健康関連企業が対象。ヘルスケア展望、健康アプローチへ食の可能性、パネルディスカッションなど多士済々だ。価格でなく価値で勝負と歯切れがいい。その点、同社の「快腸ビジネスプロジェクト」が斬新。みずほ銀行社食「次世代腸活フェア」を支援するもので、腸を健全に保つのに食物繊維摂取が重要との内容。長年の研究活動と医療介護の実績をいかし、グアーガム分解物の飲料を活用することで問題解決に乗り出した。コンビニのセブン・イレブン・ジャパンにグアーガム分解物の飲料が並んでいる。
2025年3月期(連結)は、売上高490億円(2.8%増)、営業利益46億円(2.0%増)、経常利益47億円(59.1%増)、純利益32億円(32.7%増)と慎重な見通し。さらに増配し57円配当(中間10円)の予定。設備投資30億円(前期17億4600万円)の計画。もう一皮むけるところにきた。直近時価総額361億円(連結純資産489億円)。配当利回り3.71%。PER8.14倍。PBR0.55倍など長期投資に打ってつけ。外資系0.7%に過ぎずアクティビスト登場も考えられる。算命学によると、同社の運勢抜群。24~25年踊り場に28~29年最高。山崎社長(69)も同運で拍車がかかる見込みだ。6月1~15日、地域コミュニティチャンネルCTY-NET Onlineでも関心を集めている。