新工場フル稼働待ち Gパッカー 2月6日 (2024.02.05)
直近3期10年後の初動
これから20年稼ぎに稼ぐ場面
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ゼネラルパッカー(6267)は計画線上。直近3期10年後の初動。スケールが大きい。グローバル化と事業領域拡大を目指すもので前回述べた基盤整備本格化。24~25年にかかっている。昨年9月発表した第7次中期計画(24~26年7月期)に明らか。コロナやウクライナ・中東戦争のほか、再び米地銀破綻に中国の不動産バブル崩壊など明治維新(1868年)前の位相と重なる混乱期。24年世界主要70ヵ国選挙が集中し、25年反動も予想されるだけに綿密なもの。第6次連結経営目標(売上高経常利益率とROAが8%以上・ROE9%以上)を受け、それぞれ10%以上、9%以上、10%以上が次の目安。グループ一体となり連結売上高110億円、経常利益11億円、純利益7億7000万円を掲げた。具体的に、グローバル市場で売上高比率40%以上(前下期39.5%)。ワンストップに伴うソリューションビジネス拡大、省人化や環境配慮型製品開発を推進するなど6項目が基本戦略。販売戦略で海外3極(中華圏・ASEAN・欧米)強化をはじめ4項目。これに、開発・技術、生産・資材、マネジメント・IT戦略と配当政策を含め6項目主な経営施策に加えた。前期の連結受注高74億4200万円(88.9%)、同受注残68億0500万円(105.8%)。包装機械全体の市場規模が21年度実績で生産高4269億円(99.1%)と前年度を下回る中健闘している。24中部パック「私たちが出来ること~食と包装の未来に向けて~」(4月17~20日)ポートメッセなごや新1号館)と世界最大級の食品製造総合展FOOMA JAPAN 2024)が新たな材料。後者は47回目を数え「Break through FOOMA」をテーマに6月4~7日東京ビッグサイトで開催。ダントツの存在という。03年上場から10年、リーマンショックを受け単体売上高45億円、営業利益1億1700万円当時から様変わりだ。22年7月、5億円投入し本社に隣接する南館の新工場稼働。国内外受注制約を解消するためでフル稼働待ちだ。昨年上場20年を数え人口動態によるボーナス期に突入。これから20年稼ぎに稼ぐ場面がやってくる。直近10年に次ぐもので、一段とスケール拡大。時価総額51億円、配当利回り3.14%、PER8.75、PBR0.81倍など中長期上振れが見込まれる。第7次中期計画に盛った24、25年次第。若手の伸びが鍵を握っている。
2024年7月期(連結)は、売上高96億円(6.0%増)、営業利益8億2500万円(11.3%減)、経常利益8億3000万円(11.7%減)、純利益5億8000万円(12.8%減)と従来通り。10円増配し90円配当(中間35円)の予定。昨年12月発表された第1四半期可も不可もなし。計画線で進んでいる。算命学によると、24~25年調整運。飛べない龍といわれる。しかし、成長の機会を与えられ2年前向き。有意義を過ごし一回り大きな龍になれ。自由な発想で境界を飛び越え、曖昧なことばより行動がすべてという。何より、牧野社長(62)がリード。24年絶好調でオーバーワークに注意。真っ直ぐ前向き。数年後ピーク更新と出ている。昨年から世界の資金が国内に集まっているといわれ、直近3期のアタリがものをいいそうだ。※9月6日に発表予定の決算にご注目ください。