連結底入れ IKホールディングス 1月30日 (2024.01.29)
収益拡大し生産性向上
スタンダードに舵を切り巻き返し
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IKホールディングス(2722)は連結底入れ。第2四半期黒字転換。徐々に持ち直す見込み。直近2期成功体験の反動を吸収し、2期ぶり5円復配の予定。すっかり明るさを取り戻した。1月15日の中間決算発表によるもので概ね計画通り。売上高、営業・経常利益が若干計画を上回り、減損9200万円も3200万円に収まるなど一部始終改善。通期当初通りだ。ローリングによる中期経営計画「IK WAY to 2026」によるもので急がば回れ。プライム適合にこだわらず、スタンダードに舵を切り巻き返し。24、25年正念場とみられる。1982年生協卸売りをルーツに01年JQ上場。通販・小売り店舗卸、TVショッピング、海外、ECなど事業多角化に成功。21年、40歳未満7人で構成する「Jr・ボード会議」立ち上げ。上場に次ぐ「第3の創業」がスタートした矢先に2期連続赤字決算。異常気象に伴う「スピードヒート」(温熱ベスト)の落ち込みが主因とみられ、基盤インフラ見直しを迫られた。24、25年ピンチがチャンスにつながること請け合い。再構築途上にあり、本社ロビーの新規開発者リボンが鈴なりで活気もうかがえる。ピーク当時「TVで着火マルチで販売」といわれ、地盤の生協や通販、店舗、海外など好循環を回す仕組みをつくりながら逆回転。今回、TVショッピングの収益改善を図るため、テストマーケティングの映像作成本数を絞ったのが一例。一事が万事引き締まり30数年ぶり日本の株高と邂逅した。26年に日経平均5、6万円なら基盤インフラ見直しが奏功。ピーク更新も考えられる。23年9月に基幹システムを新調し収益拡大。生産性向上も期待できる。このため、対処すべき課題もシンプル。重点投資事業を精査する一方、生協ルート向け商品開発と営業強化。国内総販売代理店の韓国化粧品を拡販するなど地道なもの。算命学によると、同社の運勢24、25年ポジションが上がる。中長期好調で次の山も見える。自立心旺盛な初代の星。世代交代にかかってきた。
2024年5月期(連結)は、売上高135億8800万円(4.2%減)、営業利益3億7800万円、経常利益3億7700万円、純利益1億3500万円と従来通り。3期ぶり反転が見込まれる。24~25年ポジションが上がると、26~27年2つ目の山。これまでにないチャンスがやってくる。※7月12日発表予定の決算にご注目ください。