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企業レポート

魅力的な経過 福島印刷 4月18日 (2012.04.17)

負の影響一巡し好転

顧客本位の企画提案受ける

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福島印刷(7870)は2Q一服。計画を下回る折り返し。今期も3Qがポイントになりそうだ。3月30日の修正発表によるもので、後半年度末と新年度入りを巡り3Qが焦点。通期予想を据え置いた。新業態のDMDPサービスが計画を上回り、BF複合サービス、企画商印サービスの落ち込みを吸収できる見込み。リーマンショックを吸収し反転3期目。今期から震災や円高など負の影響が一巡し、復興需要や円安、不動産、株高など支援材料。来期デフレが残るとしてもあく抜けとみられ、昨年10月7日述べたようにトレンドが好転している。新業態のDPサービス。2Q累計63%(前期57%)を占め、2分野ともに2ケタ続伸。同業大手の参入が目をひく一方、販促もかさむ模様だが、事務通知や販促告知など顧客本位の企画提案が受けている。1Q飛び出し2Q一服したのは、BF複合サービス(11%減収)、企画商印サービス(25%減収)の不振が響いたもの。IPDP(14%増収)・DMDPサービス(11%増収)そろって好調である。08年(創業80年)を節目に18年にかけて2度目の収穫期。今年後半上昇運。来年一服だが5年続く見込み。高速インクジェットプリンタ、8色印刷機、自動封入封緘機など物怖じしない新鋭機投入に見どころ。一時見切り発車で苦しんだが次第に噛み合ってきた。 2012年8月期(非連結)は、売上高58億円(5%増)、営業利益2億4600万円(16%増)、経常利益2億3200万円(21%増)、純益1億2600万円(82%増)と続伸の見通し。1円増収し10月配当(期末5円)の予定。理解ある株主、優待(3000円相当の地場特産品)にも高い評価。09年から3年逆三尊で底入れし、昨年11月から5本連続月足陽線を引いた。3月19日312円を高値に17日300円だが、97年5月に上場して以来最も魅力的な経過をたどっている。

 

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