証券ビュー

企業レポート

スタートダッシュ 今村証券 9月22日 (2021.09.21)

世代交代の輪広がる 
4月に上場来高値を更新し青天井
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 今村証券(7175・JQ)は好調。コロナ禍、4~6月期スタートダッシュ。8月からペースが上がった。連続ピーク更新の見通し。2019年の社長交代(35年ぶり)を受けたもので全社一丸。3月創業100年を数え記録ずくめ。9月にTOPIXと日経平均が31年ぶり戻り高値を更新し拍車がかかりそうだ。資本と人材のほかコンピュータのシステム開発・運用も自前で独立独歩の経営。14年の上場から全国レベルで有力な人材が集まり、バブル崩壊、リーマン危機を乗り切った層と合流。今村社長(49)中心に世代交代の輪が広がっている。17年に懸案の富山支店を開設し足場を固める一方、22年敦賀支店を立ち上げ京阪神地区も視野。さらに、大熊本証券と連携しビジネスマッチングや知的財産活用、IPO輩出を目指すなど新分野に挑戦。中長期大化けも考えられる。前期の受入手数料によると、株式より債券の伸びが大きい上、新規開拓と預り資産最高。投信積立NISAの販売高い伸び。タブレット発注件数も後半高齢顧客の投信や債券追い上げで急伸。営業活動が制限される中で地道な努力がうかがえる。4~6月期の受入手数料13億0900万円のうち、株式4億6900万円(前年同月比16.8%減)、債券7億1600万円(同114.0%増)、受益証券1億1600万円(同93.4%増)が一例。依然、他社株転換条項付円建社債と投信販売がリードしている。一方、経費カバー率が目標80%を大幅に上回る105.6%(前年同期59.6%)となり引き締まった。何より、新規顧客の獲得が進捗率36.5%(同24.3%)と計画25%を遥かに上回る。9月末に非常事態解除が見込まれ年末年始楽しみだ。日本でもコロナの脅威が後退し消費支出拡大が予想される。バブル崩壊後30年余り、人材をはじめ前向きな投資が実を結ぶところにきた。100年たっても、「百術不及一誠」(百術は一誠に及ばず)。どんなに小細工を弄しても真心にかなわない。すべての客に誠心誠意接することが大切という。今もペギー葉山(1933~2017)のCMが流れ心地よい。笑顔は心の花びらなんだから 気軽に言葉をなげかけて いついつまでものお付き合い 金沢・十間町(じっけんまち)今村証券 何年たっても変わらない。経営資源すべて自前。1971年デジタル化に取り組み半世紀。「アイルート」(自分たちがつくり出したソフト)を駆使している。中長期、少子高齢化が本格化。人口減少社会を迎えNISAの積立口座が一段と増える見通し。国の医療保険や年金制度の限界を物語るもので、若い世代が市場を通じて「成功体験」をものにすると顧客層拡大。次世代の糧になる。運勢によると、同社にとって2021年自立の時。自信を持って前向きに行動する年。数年後夢が叶い、一服後再び上昇と出ている。社長も今年後半から上昇。中長期最高のポジション。様々な挑戦に成功する公算が大きい。4月に上場来高値を更新し青天井になった。※1月28日発表された決算にご注目ください。

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