次世代の仕込み活発
新型コロナ終息後V字型急回復
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木曽路(8160)は伸び悩み。3Q25.5%営業減益。正念場を迎えた。新型コロナ感染拡大によるもので1月30日下方修正。持ち越した原材料や人件費増、消費増税などこなし期末乗り切る構え。来期1、2Q 山場という。2月中旬から新型コロナの影響表面化。客足が落ち込んでいる。1月好調で生産性最高と伝えられ、約30年ぶり3030円の高値をつけた矢先、中長期の見直しも迫られた。試算によると、半年後が目途。マスク着用をはじめ感染予防を徹底するほか、早々5月11日(月)、12日(火)2日間休業を決め「働き方改革」推進。2ケタ出店を自重し既存店ブラッシュアップに切り替えた。来期足踏みでも感染収束後V字型回復が見込まれる。5月に創業70周年を数え、新型コロナ克服が新たな突破口になりそうだ。グループ採用サイトで価格破壊、多彩な道、新業態など5つのステップを紹介し、これまでの「伝統をひっくり返す」ようなアプローチが印象的。「しゃぶしゃぶ」を主力に目一杯客をもてなすもので教育制度がベース。「しゃぶしゃぶ」(3Q84.1%)に偏った業態是正も課題。居酒屋(同7.7%)、じゃんじゃん亭(同4.9%)、鈴のれん(同2.2%)も終息後ビジネスチャンス。もう一皮むける。インバウンド(外国人の国内消費)も落ち込んでいるだけに、いかに準備をしたか半年後わかるわけだ。10月1日、創業者の命日から10年。故人に報告できる。日本フードサービス協会によると、外食産業の1月度売上高集計101.9%と確り。2月に感染症対策の基本方針を決めた。別の調査で2月以降全国7割以上の飲食店に影響が出始めた。中国撤退や中国の店舗を一時閉鎖する外食チェーンもある。国内とはいえ、4月13日(月)オープン予定のしゃぶしゃぶ・日本料理「木曽路」前橋店が当面試金石。半年乗り切るとリバウンドも大きい。次世代の木曽路をリードするもので、企業の社会的責任や経営・収益基盤の改革、営業基盤の再構築など四つの課題を網羅。アップデート、ブラッシュアップの先駆けだ。会社が2020~21年調整運。半面、20年敵なしと出ている。社長(72)の運気絶好調。副社長(68)も同運で気持ちに変化が現れる年という。これまでにない1年に違いない。
2020年3月期(非連結)は、売上高460億円(2.0%増)、営業利益23億3000万円(9.5%減)、経常利益23億7000万円(7.6%減)、純利益12億7000万円(23.5%減)に見直した。配当30円(期末15円)の予定。設備投資34億6000万円(前期21億5300万円)の計画。次期以降、「木曽路」2ケタ出店が予想され、従来30人程度のスタッフが新業態数人レベルで切り盛りできる見通し。次世代の木曽路を目指すもので機械化投資活発。15分単位シフトと呼ばれるシステム管理で全店黒字化。改良・改善が続出している。例えば、「木曽路」東名店(名古屋市名東区社台)のロボットサービス。ぐるなびでお馴染み。すっかり定着した。AIやIoT、5Gの時代と向き合っている。※ 改めて 4月428日に発表された決算をご参照ください。