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企業レポート

連続ピーク更新 キムラユニ 7月9日 (2019.07.08)

新計画トヨタに呼応 
小回り利かしブラッシュアップ
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 キムラユニティー(9368)は連結続伸。1Q計画線上。連続ピーク更新の見通し。前期上振れ、5期ぶり最高益を計上。巻き返しに入ったもので中期計画2020半ば。前回未達だけに持ち越した案件消化に意欲的だ。昨年来、米中対立をきっかけに世界経済踊り場入り。NLS(ニューロジスティクスサービス)、北米子会社、CMS(カーマネジメントサービス)など次のステップが焦点と述べた。幸い、国内外物流サービス中心に新拠点開設や主要顧客の受注増を手掛かりに前期連結8.1%増収、43.9%営業増益。1Q飛ばし、同11.7%増収、88.8%営業増益と区間新になった。今回の新計画、2020(創業140年)~30年を視野に取り組んでおり、人手不足に女性活躍推進など働き方改革、ロボットや自動化の進展など前向きに受け入れ、お客様の期待を超える「オペレーションOnlyOne」を明らかにした。トヨタ(7203)が100年に一度の大変革に挑戦。電動化をはじめ自動運転、MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)など六つの取り組みを加速。リアルとバーチャルを結び人の移動に関わるあらゆるサービスを提供する「モビリティカンパニー」にモデルチェンジ。これらに呼応するものだ。前期の連結売上高でトヨタ23.7%(-0.2)、同グループが19.5%(+4.2)占め、計43.2%(+4.0)を数える現状から連動すると大きい。3月に米国が金融正常化の限界を迎え、バブル再燃も伝えられるだけに2020~30年正念場。会社が18~19年調整運。木村社長(65)も同運で懸案解決の2年が生きてくる。連結売上高540億円、営業利益27億円、経常利益30億円、純利益20億円(2021年3月期)が数値目標。昨年4月春日井東事業所、同10月北米子会社の倉庫拡張・1月補給部品物流ビジネスなど順調。ブラジルを除き持分法収益(前期1億6000万円)にも見どころ。小回りを利かし既存拠点のブラッシュアップがトヨタの「年輪的成長」につながる。前期巻き返し好ポジションにつけた。気になる中国天津、広州揃って確り。タイの健闘が目立つという。
 2020年3月期(連結)は、売上高540億円(2.2%増)、営業利益24億円(7.7%増)、経常利益26億円(6.9%増)、純利益15億5000万円(6.8%増)の見通し。配当32円(前期5円増配・中間16円)を据え置く予定。設備投資52億1000万円(前期41億8200万円)の計画。6月20日の株主総会92分(前回79分)。出席者232人(同228人)。ピーク更新に増配とあって前向きな質問(6)に注目が集まった。前回述べた懸案解決の2年が新計画のミソ。トヨタと一緒に汗をかき、奮い立つ時がやってくる。2021年以降、財運アップと出ている。トヨタの上昇運に見合うもので仕込み次第。目に見えない努力が実を結び、最高運が見込まれるという。

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