緒につく基礎固め Gパッカー 4月3日 (2019.04.02)
様変わり大ブレークも
国内外の更新需要を大車輪で消化
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ゼネラルパッカー(6267)は様変わり。連結最高の折り返し。通期でもピーク更新の見通しだ。3月4日の上方修正によるもので、後半拍車。消化吸収に数年がかり。一巡するまでブームとみられる。10数年ぶり投入したメカトロハイスペック包装機GP-M3000型がリード。市場の省力・自動化ニーズ、高性能・短納期シフトにこたえるもので、事実上半年待ち。米中対立やブレグジット、消費増税など織り込んでいる。3月の修正が中期計画の連結売上高77億円、経常利益4億7500万円、純利益3億2000万円(2020年7月期)を上回るもので見直しを迫られた。2016年(設立50周年)が事業100年の伏線。8月にオサ機械子会社化を表明し、11月シカゴのパックエキスポで次世代GP-M3000型デビュー。翌年トップ交代が発表され牧野社長(57)に10年若返る一方、梅森会長が業界の要職を兼ね底上げにつながった。日本のバブル崩壊(1990)やアジア通貨危機(1997)、リーマンショック(2008)をトラウマに反動も考えられるが、緒についたばかり。中期計画に盛った包装・生産機械の事業連携と海外20%以上(2Q 連結累計25.1%)を踏まえ、世界の包装ニーズにワンストップで呼応。ソリューションビジネス拡大に取り組む旨変わりない。2017年7月期の連結グループ基礎固めが転機になった。現在、国内外10、20、30年分の更新需要が動き出したとみられ、直近の時価総額36億円(2Q連結純資産37億円)に唖然。10年足を見てもおじけづいた印象。国内より海外要因が響いている。前期4円、今期6円増配を表明し、後半大車輪で受注をこなしている。地道なところが評価されているのも事実。本社近隣に新工場用地を必要としているものの難航している。能力増強のほか、メカトロハイスペック包装機シリーズ開発、生産・包装一貫したシステムとサービス提供、アライアンス(企業間提携)など不可欠。旧ワイ・イー・データを通じてFAMS(安川電機の子会社)からロボット応用システムの仕入れも魅力のひとつだ。ロータリー式包装機メーカーでライバルの東洋自動機(ナブテスコの連結子会社)や古川製作所(非上場)と並び3強の一角。化ける公算が大きい。
2019年7月期(連結)は、売上高83億円(16.9%増)、営業利益5億9600万円(60.2%増)、経常利益6億円(59.3%増)、純利益4億2000万円(61.3%増)に見直した。配当50円(期末25円)もそうだ。現場が受注増と消化に追われてんてこ舞い。従業員や臨時雇用でもさばけず協力会社増加。これまで淘汰されただけに3強頼みなった。同社は上昇運途上にあり、数年後様々な幸運が集中。子会社のオサ機械も同様に夢が叶うという。前回、1年後大ブレークも考えられると述べた。