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企業レポート

引き締まる アイケイ    1月23日 (2012.01.20)

30週年数え体質一変

前途左右する自社開発商品

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アイケイ(2722・JQ)は脱皮。連結2期目予想以上の折り返し。ほとばしって見える。1月6日上方修正、昨年12月の月次情報によるもので、朝の一斉清掃が心地よい。リーマンショック、震災、原発事故、欧米債務危機など前向きに吸収し体質が一変した。生協再編一巡も手掛かり。20周年をピークに今年30周年を数え身のこなしが違う。生協ルートで化粧品中心に雑貨の伸びが目立つ一方、子会社のスキンフード事業が収益寄与。同じく前期3Q連結開始のCRMソリューション事業(音声通話録音システム)マーケットが拡大し、今期トントンの見込み。親会社、子会社切磋琢磨し生まれ変わったような印象。圧倒的な女性の職場で今も1人当たり年商1億円の触れ込みだが、上場10年を踏まえ連結経営をきっかけに次のステップに入った。奔放だった10年前にひきかえ、最近的を絞り集中している。通販は美容と健康関連がテーマ。自社開発商品34%(直近25%)に引き上げる。スキンフードは自然食品の受けがよく2、3月5店舗(直近18)オープンする見通し。昨年6月、同12月も通販が幸先よく2ケタの高い伸び。3Q発表(前期4月11日)が楽しみだ。今年、来年調整運だが、直近2期立ち直っただけに、自社商品開発が前途を左右しそうだ。消費税引き上げは経過措置として現実的な対応を考えている。

2012年5月期(連結)は、売上高116億円(14%増)、営業利益3億円(67%増)、経常利益2億9000万円(71%増)、純益2億1000万円(31%増)と当初のまま。連続100円増配し期末配当1600円の予定。20日6万7600円で引けたが、リーマンショックを受け09年以降3~5月に高値をつけており、今年も3Q発表を目安に楽しみ。確かに締まっている。

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