核心に迫る人材教育
鳥肌立つ現場のリーダーシップ
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大宝運輸(9040)は横ばい。収益強含み。持ち直す見通し。原油先物安によるもので、4月頭打ちになった軽油の反落が主因。前年天候不順で下振れした消費関連貨物が戻す一方、乗務職員をはじめ1~2割とみられる人材不足が泣きどころ。日通(9062)、佐川に続きヤマトHD(9064)もアマゾン撤退を表明し、労働基準法違反の電通(4324)と勘案して国内の物流が頭打ちといわれる。人手不足が顕著で全業種に広がり、景気が回復してもさばけないためだ。市場から見ると、2015年8月480円まで戻し三角もち合い。2年近く身動きがとれないわけだ。全日本トラック協会によれば、一般貨物や運賃、実働率など1~3月の景況△15.3%。4~6月△25.4%に後退。6月の月例経済報告で景気判断が半年振り上方修正されたが、2014年4月から連続38ヵ月「穏やかな回復基調」という。現政権になって一度も後退がない。同社はいち早く女性、シニアに活躍の場を提供し、教育立社、門戸開放、自力実行を掲げ40年有余。中堅幹部が9支店を束ね、本社、車両部挙げてベストメンバーに近い。2020年に創業100年を数え、次世代が新たな100年に備える場面。昨年11月の32回文化祭でグランプリの犬山支店。1人2役3役に他の仕事もこなし協力し合う西春支店、今年6月の物流フェスティバルでも目を見張る例が報告され鳥肌が立つほど。人間の基本は、馬鹿みたいに、ただひたすら、人のためだけを考えて、一生懸命に働くこと。たとえ、自分の力が及ばなくても、助けてくれる仲間が必ず現れる。自利利他の精神がリーダーシップを育むという。核心に迫るもので、AIやロボット、IoT以前の数値化できない精神。顧客のニーズにこたえるため、既存のサービスに新しいイノベーションを刺激している。前期事故半減を目指し11。1件オーバーした。今期ゼロを見込み現在2。気をつけていればゼロにできるという。既存拠点の統廃合が一巡し、愛知県南部に広大な物流拠点を確保した模様。10年スパンで点から線、面になりオンラインで結ばれる。自利利他の戦略に違いない。
2018年3月期(非連結)は、売上高88億2000万円(0.1%増)、営業利益3億5000万円(11.3%増)、経常利益同(3.1%増)、純利益2億円(14.1%減)の見通し。配当は10円(中間5円)の予定。設備投資8億円の計画。9月21日1000株を100株に単元株式数の変更及び10株を1株に併合するため、同14日1000株単位・同15日100株単位の最終売買日。11月下旬、端株処分代金の支払いが行われる見込み。6月13日、総会の出席者30人。株式併合の質問に終始したという。今年も運気好調。周囲の協力で来年半ばまで続く。小笠原社長(48)も右肩上がりの1年。新たな100年の仕込みに追われそうだ。食品関連中心に現在進行中の三菱重工ジェット部品輸送がユニーク。中・大型免許取得支援を打ち出した。自社の特徴を生かす市場を開発し、社員が活きいき働ける職場を目指している。