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企業レポート

計画上回る折り返し Gパッカー 3月23日 (2017.03.22)

新中期計画9月に発表 
ソリューションビジネス本格化 
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ゼネラルパッカー(6267)は堅調。計画を上回る折り返し。連結経営がスタートした。次の半世紀を巡るもので、包装機械事業が中国子会社と食品機械事業を束ね、前行程から出荷まで全工程を提案。ワイ・イー・データ(安川電機の子会社)のモーションコントロールを含め海外、ソリューションビジネス拡大に舵を切った。事実上、第4次中期計画の売上高55億円、経常利益3億円、純利益2億円(2017年7月期)をクリア。新中期計画を9月に発表する見通し。国内外、ペットフードをはじめ健康食品、医療分野など包装機械の引き合い高水準。業界で製袋充てん機に限れば、2016年16.6%増もの高い伸び。反動が懸念されるほどで、単体・自前主義の殻を破り売上高60~80億円を視野。連結ベースで活路を見出した。昨年3月設立した中国子会社(100%)が今後重要性を増すとみられる一方、前回紹介したオサ機械(同)もこれまでにないファクター。江戸時代日本に伝えられたチョコレートが1878年(明治11年)国産化され、製造機械の国産化に踏み切ったのがオサ。1932年創業で80年以上の暖簾(7億1400万円)、技術資産(6億4400万円)に見どころ。全長約40メートルの全自動成型プラントが威容を放っている。国内の菓子市場でチョコレートの規模が最大といわれ、製造から包装、梱包まで一貫したソリューションで海外にも提供できるのがミソ。初年度9億円の模様だが、包装や梱包のほかモーションコントロールを加味すると中長期化ける。生かすも殺すも同社次第だ。そういえば、新機種で昨年11月シカゴのパックエキスポに出展した「GP-M3000型」(高機能給袋自動包装機)に相当なアタリ。上期8台受注し下期拡販。5月ドイツ、6月東京ビッグサイトに出展する。海外新規顧客の実績によると、2015年7月期6社に対し16年7月期10社、さらに上期5社。ペットフード用包装機械の拡大が目立つ。梅森社長(65)就任11年を数え、ステークホルダー(利害関係者)の輪が広がっている。会社が昨年から上昇運。社長も運気好調でもう一皮むけそうだ。
 2017年7月期(連結)は、売上高64億円、営業利益2億9600万円、経常利益3億円、純利益1億6000万円に見直した。昨年2月1日5株を1株に併合しており、配当40円(中間20円)の予定。大型案件が一巡し採算こそ低下するものの後半、来期高水準。同社の場合、次世代機「GP-M3000型」の売り込みがバロメーター。5~6月ドイツ、国内の反応も楽しみだ。業界でもピーク更新が見込まれる。21年(設立60年)が次世代の節目。ソリューションビジネスが本格化する見通し。いいポジションにつけた。

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